低インスリンダイエットは、血糖値の上昇がゆるやかな食材を選んで食べれば、食事制限やカロリー計算の必要はなく、太りにくくなるといううたい文句で、数年前に流行しました。 |
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その根拠は、血糖値が急に上昇すると、膵臓からインスリンが多量に分泌され、脂肪合成が促進されてしまうので、血糖値の上昇がゆるやかな食材を選んで食べれば太らないというのです。
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このダイエットの流行に伴い、食後の血糖値の上昇度合いを数値化した「GI値」の低い食べ物を紹介した本が、飛ぶように売れました。GI値とは、約30年も前に提唱された概念で、糖尿病の食事療法に取り入れられてきたものです。 |
しかし、GI値を利用して体脂肪が減ったという医学論文はなく、そのうえ、流行した当時、このダイエット法に用いられたGI値の算出方法は、医学的に信頼できるものではありませんでした。 |
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そもそも、インスリンの分泌量を抑えれば痩せられるということ自体、インスリンの分泌が低下している糖尿病の人が太っていることと矛盾しています。
※グリセミック・インデックス(Glycemic Index)
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