赤ちゃんパンダ、すくすく成長=実は雌、1月にも公開―和歌山

2021年1月5日

時事通信社

 和歌山県白浜町のレジャー施設「アドベンチャーワールド」で2020年11月に誕生したジャイアントパンダの赤ちゃんが、すくすくと育っている。

 同月22日の誕生時に157グラムだった体重は1カ月で1キロを超え、体長も2倍の約40センチに。全体がピンク色だった体は、白と黒の模様がはっきりとしてきた。

 当初は雄と発表していたが、12月になって実は雌だったと判明。生まれたばかりのパンダは生殖器が未発達で、尿道口と肛門の間隔や体つきから推定したという。担当者は「20日目ごろには触って分かるはずの睾丸(こうがん)が確認できなかった。尿の飛び方などから、最終的に雌と分かった」と話す。

 母親の良浜(ラウヒン)にとっては10頭目の赤ちゃんで、「鳴けばあやして、おなかの上で抱きかかえるように授乳している」(担当者)という。

 同施設は現在、ホームページなどで名前を募集中。一般公開は、新型コロナウイルスの感染状況を見極めながら、1月中旬ごろを目指して調整中という。