2020年12月14日
毎日新聞
国宝・彦根城(滋賀県彦根市金亀町)の天守前広場で14日、ゆるキャラ「ひこにゃん」も手伝って餅つきイベントがあった。
午前9時から、木臼に蒸したもち米を入れてぺったんぺったん。ひこにゃんがきねを握ると、詰めかけたファンが「頑張って」と声援を送り、盛んにスマートフォンやカメラのシャッターを切っていた。
続いて、つきたてのきなこ餅8・5キロ分が来場者に配られた。大阪府池田市から中学2年生の娘と訪れた嶋本充実(あつみ)さん(50)は「今朝は5時に起きて車で来ました。コロナ禍でひこにゃんにもなかなか会えませんでしたが、これでいい正月が迎えられそうです」とうれしそうだった。
この日は最大直径50センチの鏡餅も仕上げた。24日には天守や大名庭園などをしめ縄や鏡餅で飾り、迎春準備が整う。【伊藤信司】