2020年7月7日
スポーツ報知
毎夏恒例の日本テレビ系「２４時間テレビ４３ 愛は地球を救う」（８月２２、２３日＝東京・両国国技館）の制作会見が６日、都内で行われ、Ｖ６・井ノ原快彦（４４）、ＮＥＷＳ・増田貴久（３４）、Ｋｉｓ―Ｍｙ―Ｆｔ２・北山宏光（３４）、ジャニーズＷＥＳＴ・重岡大毅（２７）、Ｋｉｎｇ＆Ｐｒｉｎｃｅ・岸優太（２４）の５人がメインパーソナリティーを務めると発表された。
世代もグループも超え集結したジャニーズ事務所の５人が、新しい２４時間テレビを届ける。まだ新型コロナウイルスの収束のメドが立たない状況だが、同局は、チャリティー番組としての使命感を持って放送を決断。目玉企画のひとつだったチャリティーマラソンを行わず、募金もキャッシュレス方式を導入するなど、大幅に内容を変えての実施となる。この日の会見も感染拡大に配慮し、東京・汐留の同局に待機した報道陣と麹町の番町スタジオを中継でつなぐリモート制作発表となった。
初めて５人で会ったのは数日前。キャプテンを務める井ノ原は「きれいごとなしで語り合えそうなメンバー」と信頼を寄せる。井ノ原とは２０歳差の最年少メンバー・岸は「５人の共通点は笑顔がかわいいこと。映像越しにポジティブさが伝われば」と語った。
例年と異なり、多くの制限が発生する今年の「２４時間テレビ」。マラソンなどができない代わりに、制作陣はリモート技術を使った企画など、試行錯誤を重ねている。井ノ原は「（ＴＯＫＩＯの）国分太一くんからメールが来て『マラソンはランニングマシーンでやったらどうだろう』って。安易だなあ」と冗談交じりに話すも「（コロナ禍を）逆手にとって生まれるものもあると思う」。今年のテーマ「動く」にちなみ、副キャプテンの増田も「いつもと違った形にはなると思うけど、どう動けば明るい未来が待っているのか探していきたい」と思いを込めた。
〇…５人にオファーがあったのは今年の初めだった。吉無田剛・総合プロデューサーは「東京五輪やパラリンピックを想定しており、等身大の言葉で語れて、愛されるキャラクターの方を選ばせていただいた。状況は変わりましたが、結果的にこの５人でよかった。笑顔を届けるオーラがある」と起用理由を説明。またマラソンの中止について「公道を使ってのマラソンはどうしても３密が発生してしまう」とし「このような状況の中でもできる、安心・安全に加えてワクワクするような企画を練っている」と構想を明かした。
〇…井ノ原は５人のキャッチフレーズを尋ねられ、共通点として「（グループの）センターを取っているタイプの人があんまりいない」と指摘した。すると増田が「いろいろあってセンターになりました」と元メンバー・手越祐也（３２）の脱退によって３人組となったことを引き合いに自虐コメント。重岡もグループではセンターを務め、５人まちまちであることから井ノ原は「『チーム・アンバランス』でいいんじゃないですか」と苦笑した。