「るろうに剣心 最終章」に伊勢谷友介、土屋太鳳らが参戦!「ONE OK ROCK」が主題歌続投

2020年3月25日

映画.com

 「るろうに剣心」シリーズの完結編「るろうに剣心 最終章 The Final」「るろうに剣心 最終章 The Beginning」のポスタービジュアルが披露され、伊勢谷友介、土屋太鳳、三浦涼介が続投し、音尾琢真、北村一輝がシリーズ初参戦を果たしていることがわかった。あわせて、主題歌情報も発表。同シリーズには欠かせない存在となったロックバンド「ONE OK ROCK」が、書き下ろし楽曲を提供する。

 佐藤健と大友啓史監督がタッグを組み、和月伸宏氏の人気漫画を実写化した同シリーズ。「るろうに剣心」「るろうに剣心 京都大火編」「るろうに剣心 伝説の最期編」に続く“最終章”は、原作・アニメにおける「追憶編」と「人誅編」をもとにした物語。「るろうに剣心 最終章 The Final」では縁(新田真剣佑)との死闘をとらえ、剣心(佐藤)の“十字傷”の秘密を明かす「るろうに剣心 最終章 The Beginning」へと続いていく。

 「るろうに剣心 京都大火編」「るろうに剣心 伝説の最期編」から参加した伊勢谷は、京都隠密御庭番衆の御頭・四乃森蒼紫役として登場。「(出演が決まった時は)前作の2本が本当に人気の作品だったので、とても嬉しかったです。僕自身シリーズものに出るのが初めてでしたので新しい経験をさせてもらえました」と喜びを示し「漫画のキャラクターは年を取らないですけど、僕は取りますから30代でやるメンタルと40代でやるメンタルはやっぱり全然違いました(笑)」と撮影を振り返る。

 伊勢谷「僕は、やらせていただくものに対して120%でありたいと常に思っています。大友監督や、アクション監督の谷垣(健治)さんをはじめとしたスタッフは、役者を鼓舞して、最高の気分で自信をもって演じられる場を作ってくれます。そのおかげで、悩むことも無くキャラクターの意味や理念や指針を心の中に持って演じられました。役者冥利に尽きます。無事撮影を終えることが出来て安心しました」

 京都隠密御庭番衆の巻町操を再び演じることになった土屋は「不可能を可能にし、漫画原作を最初に成功させた“るろうに剣心”。スタッフさんたちもキャストさんたちも全力を尽くし、現場にいない人も含めて関わる全員が心を込める、その一員に私もいる…夢が叶った思いです。剣心をはじめ背中を追いかけてきた方々と出会えたのは、この作品の実写が実現できる時代に生まれたからこそ。この幸運に、心から感謝しています」と胸中を吐露。今回のアクションについては「本当に難しく大変でしたが、操が背負う願いや祈り、そして御庭番衆としての本能も伝わるアクションを目指しました。前作を超える挑戦が出来たと思います」と手応えを感じているようだ。

 オールスターキャストが集結した本ビジュアルは、キャラクターたち全員の物語が“完結”することを示唆した「全員、完結。」というキャッチコピーが添えられたもの。そのなかには、志々雄真実の配下である「十本刀」のひとり・沢下条張役の三浦の姿も。また、音尾は縁が率いる上海マフィアの副官・呉黒星、北村は剣心の過去に大きな影響を残す旧幕府直属の隠密組織”闇乃武(やみのぶ)”のリーダー・辰巳役として物語に波乱を巻き起こす。なお、鶴見辰吾、中原丈雄も出演することが判明している。

 これまで「るろうに剣心」を最大限に盛り上げるパワフルな楽曲を歌い上げてきた「ONE OK ROCK」。第1作の主題歌「The Beginning」は、人斬りとしてではなく、“るろうに”として生きる緋村剣心という一人の人間の旅の始まり、そして「るろうに剣心」シリーズの始まりなど、文字通り“全ての始まり”を力強く歌い上げ、「京都大火編」の「Mighty Long Fall」では、失意、希望、再起と全ての要素をひとつの曲に封じ込めた。そして「伝説の最期編」の「Heartache」では、志々雄真実との闘いに勝利して、身も心も満身創痍な剣心を壮大なバラードで優しく包みこんだ。“最終章”では、どのような楽曲を響かせるのか。続報に期待が高まる。

 「るろうに剣心 最終章 The Final」は7月3日、「るろうに剣心 最終章 The Beginning」は8月7日から全国公開。