2021年11月29日
読売新聞オンライン
岐阜県の下呂温泉(下呂市)の名物で、温泉街を流れる飛騨川河川敷にある「噴泉池」が、12月1日から足湯専用になる。
これまでは水着着用で誰でも無料で入浴できたが、市民や観光客らからの苦情もあり、市が運用の見直しを決めた。
噴泉池は1983年、観光客らが気軽に温泉入浴を楽しめるようにと設けられた。大雨でたびたび水没したり、土砂が流れ込んだりしたが、場所や規模を変えながら継続。2010年2月からは、入浴時の水着着用が義務づけられた。
市によると、ルール違反や写真撮影、入浴方法を巡るトラブルなどによる苦情が寄せられ、景観への配慮もあって、今回、運用見直しに踏み切った。山内登市長は「残念だが、時代に合わなくなっている部分もある。気軽に立ち寄れる足湯として多くの人に利用してほしい」と話している。