愛知・江南駅が「名探偵コナン駅」に 映画公開に合わせ特別看板

2021年4月14日

毎日新聞

 名古屋鉄道(名古屋市)は13日、名鉄犬山線の江南駅(愛知県江南市)の名称看板の一部を「名探偵コナン駅」に変更した。同名人気アニメの映画が16日から全国公開されるのに合わせたキャンペーン(14日~6月30日)の一環。名称変更のほか、看板や構内施設にキャラクターイラストをあしらうなど“コナン仕様”にしている。

 16日から公開される映画「名探偵コナン 緋色の弾丸」は、愛知を舞台に鉄道も登場する。もともと江南駅のローマ字表記「KONAN」は「コナン」と読め、響きが似ていることから、映画公開に合わせて企画した。駅の西口に掛かる看板を「名探偵コナン駅(江南駅)」に変更したほか、ホームや駅長室の周りに、主人公の江戸川コナンやその仲間が描かれたラッピングを施した。

 キャンペーン期間中、コナンのシールラリーなどを実施し、コナン駅にちなんだオリジナルキーホルダー(2種類各600円)や入場券も販売する。入場券は同駅で、キーホルダーは同駅や名鉄名古屋駅などで購入できる。

 名鉄の担当者は「愛知が映画の舞台の一つとなるこの機会に企画を楽しんでほしい。江南駅の装飾もお見逃しなく」と話している。キャンペーンの問い合わせは名鉄お客さまセンター(052・582・5151)。

 「名探偵コナン」を巡っては、原作者の青山剛昌さんの出身地、鳥取県北栄町のJR由良駅に「コナン駅」の愛称が付いているほか、鳥取空港(鳥取市)の愛称が2014年に「鳥取砂丘コナン空港」となるなど、話題を集めている。【川瀬慎一朗】