2021年4月14日
産経新聞
千葉県館山市の行楽施設「館山ファミリーパーク」が5月末で閉園する。
昭和52年のオープン以来、100万本のポピーや、屋外での常設展示は全国初となる巨大砂像などで来園者を楽しませてきたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で来園者が激減。44年の歴史に幕を閉じることになった。
同園は令和元年、台風などで9月初旬から約2カ月間休園。客足が戻ってくると思われた昨年2月、新型コロナの感染拡大に見舞われた。緊急事態宣言の発令で同年4月8日から再び休園に追い込まれた。宣言解除後も客足は戻らず、昨年度の来園者数は前年度比42%減となった。
長谷川元喜支配人(39)は、「残念な思いだが、最後まで皆さんに砂像やポピーを楽しんでほしい」と話した。5月29~31日にはパターゴルフなどの園内施設の料金を割引き、館山市民を無料招待する。