進研ゼミ、『鬼滅の刃』漢字計算ドリル無償提供 一斉休校による学習の理解不足を補う目的で

2021年2月1日

オリコン

 ベネッセコーポレーションによる小学生の学習・生活を支援する通信教育講座『進研ゼミ小学講座』は、全国の小学生を対象に人気アニメ『鬼滅の刃』とコラボレーションした漢字計算ドリルを無償提供することを発表した。対象は4月から小学2年生~小学6年生になる人で、1日から特設サイトで申し込み受け付けを開始し、先着12万人に中旬ごろから郵送していく。

 これは、ベネッセが1月に全国の小学校の教員515人に実施した調査で、小学2年生~6年生の教員の4割以上が、一斉休校の影響による授業のスピードアップやグループ学習の見送りなどの理由から「例年よりも子どもの学習内容の理解が浅くなっている」と感じているという結果を受け企画したもの。

 進研ゼミ小学講座は、子どもたちに人気の『鬼滅の刃』とコラボレーションした漢字計算ドリルで、今年度のうちに理解不足を補い、新学年で好スタートを切ってほしいという想いから、ドリルを無償提供することを急きょ決定した。

 ドリルは「春の進級準備」をテーマに、重要単元を厳選した出題で、短時間で効率的におさらいすることが可能。漢字ドリルは、『鬼滅の刃』に関連した例文の出題により、漢字の読み書きや使い方、意味などへの興味を深めることができ、計算ドリルは、登場人物の特徴やアニメの世界観がいきた文章題で学習への意欲を高めていく。4月から小学2年生~6年生になる人には「『鬼滅の刃』漢字計算ドリル」、4月から小学1年生になる人には「『鬼滅の刃』シール」を届ける。

 このドリルについて担当者は「一年間の学習内容の中でも、特に漢字・計算は、新学年の学習の土台として重要である一方で、苦手意識を持つ子どもが多く、自ら理解不足に気づいて学習し直すことは難しいのが現状です」と説明。「そこで、この度、無償提供するドリルでは、『鬼滅の刃』の世界観で子どもたちの学習意欲を引き出し、アニメのシーンを想像しながら楽しく、印象づけながら理解を定着できるよう、一問一問こだわって開発しました」と明かした。 「今後、小学生・中学生の会員向けにも、4月号にて『鬼滅の刃』コラボレーション教材や文具をお届けする予定です。ベネッセは、子どもたちが大好きな『鬼滅の刃』コラボレーション教材で学習理解を万全にし、春の進級準備に“全集中”できるよう応援してまいります」としている。