なにわ男子・大西流星、初の単独主演 男子高生の日常を描く『夢中さ、きみに。』実写ドラマ化

2020年12月5日

クランクイン!

 なにわ男子/関西ジャニーズ Jr.の大西流星が、2021年1月スタートのドラマ『夢中さ、きみに。』(MBS、テレビ神奈川ほか)で初の単独主演を務めることが発表された。本作は、累計20万部を突破した和山やまによる同名人気漫画を実写化。ユニークすぎる男子高生の淡々とした日常を描く異色の青春群像劇だ。

 原作は全8編の短編を収めた作品集で、中高一貫の男子校に通うミステリアスな魅力がある高校2年生・林美良を中心に描かれた4編と、中学校のときにモテすぎた反動で、平穏な日常を求めて「逆・高校デビュー」を果たした高校2年生の二階堂明の物語4編を合わせた全8編構成。ドラマ化にあたり、原作では出会わなかったそれぞれの登場人物たちの運命が交差する形で物語を再構成する。

 本作のみどころは、それぞれの作品に登場する男子高生たちのキャラクター性。誰もがマイペースで緩やかで自然体。だけど、どこかユニーク過ぎてクスっと笑える魅力がある。そんな彼らの少し不思議な、なんでもない日常が淡々と丁寧に描かれる。大きな事件も感動的な友情も、ドラマティックな展開も起きないけれど、どこかシュールでこそばゆい、ずっと見ていたくなる彼らの不思議な世界が展開される。

 大西が演じるのは、「無駄なことができるほど自由な時間があるっていうのがなんか…心地いいんだよ」を信条として無駄なことを楽しんでいる、つかみどころのない男子高校生・林美良役。

 大西は「なにわ男子」として10月期のドラマ『メンズ校!』(テレビ東京)の主演を務めたが、単独としては本作が初主演。「主演ドラマと聞いた時は驚きましたが、こうして演技のお仕事をする機会を頂けてとても嬉しかったです。原作のマンガ『夢中さ、きみに。』を読んだのですが、とてもシュールでクスッと笑えるような日常が描かれていてすっかり原作ファンになってしまいました! このドラマと共に自分自身成長できるよう主人公 林くんを追求して撮影を頑張りたいと思います!」と意気込みを語っている。

 原作者の和山も「林くん役の大西さんは、まさにキャラクターそのもので、実際に演じられるのを心待ちにしております」とのコメントを寄せている。

 林のキャラクターは、林の周りにいる、都内の女子校に通う松屋めぐみ、クラスメイトの江間譲二、後輩で美術部の小松豊、同じ高校に通う山田章太郎、それぞれの視点から描かれることによって、ミステリアスな人間像が少しずつ浮き彫りになってくる。

 メガホンを取るのは、ドラマ『MIU404』『アンナチュラル』(共にTBS系)などの塚原あゆ子。脚本は映画『桐島、部活やめるってよ』で第36回日本アカデミー賞優秀脚本賞を受賞した喜安浩平が担当する。 ドラマ特区『夢中さ、きみに。』は、MBSにて2021年1月7日より毎週木曜24時59分、テレビ神奈川にて同日より毎週木曜23時、チバテレにて1月8日より毎週金曜24時、テレ玉にて1月13日より毎週水曜24時、とちテレにて1月14日より毎週木曜22時30分、群馬テレビにて1月14日より毎週木曜23時30分放送。