『コードギアス』新作アニメシリーズ制作決定“奪還のゼット” 新プロジェクトも始動

2020年12月5日

オリコン

 人気アニメ『コードギアス 反逆のルルーシュ』の新作アニメーションシリーズ『コードギアス 奪還のゼット』が制作されることが決定した。スタッフ情報も公開され、監督を『ギャラクシーエンジェル』などで知られる大橋誉志光氏、脚本を『ガンダムビルドダイバーズ』などの木村暢氏、キャラクターデザイン原案をCLAMP、キャラクターデザインを木村貴宏氏、ナイトメアデザインをアストレイズが担当。19年に公開された映画『コードギアス 復活のルルーシュ』のその後の世界を描いた物語となる。

 これは、『コードギアス 反逆のルルーシュ』の主人公・ルルーシュの誕生日である12月5日に開催された配信イベント「コードギアス新プロジェクト発表会」内で発表されたもの。来年15周年を迎える『コードギアス』シリーズの新たなるプロジェクト「コードギアス Next 10years Project」と題して、二代大新プロジェクトが始動し、第一弾が新作スマートフォンゲーム『コードギアス Genesic Re;CODE』、第二弾が新作アニメーションシリーズ『コードギアス 奪還のゼット』と発表された。

 2021年春より始動する新作スマートフォンゲーム『コードギアス Genesic Re;CODE』は、ルルーシュ、アキト、連夜、オルフェウス、オルドリンなど歴代シリーズ全てのキャラクターが集結し、新主人公キャラクターたちと新たなる復讐の物語を描いていく“ギアス”RPG。メインキャストはアル役を堀江瞬、ギギ役を高田憂希、アーカイヴ役を花守ゆみりが担当する。

 『コードギアス』シリーズの原作・谷口悟朗氏、大河内一楼氏が総監修を務め、企画・アニメーション制作をサンライズ、キャラクターデザイン原案をCLAMPと、オリジナルアニメのスタッフも参加。著名作家陣が描くオリジナル新作ストーリーや、著名イラストレーターによる完全描き下ろしのキャラクターも登場し、歴代コードギアスシリーズもゲームで体験ができる「今まで」と「これから」のコードギアスを伝えていくポータルゲームになる。

 『コードギアス』シリーズは、2006年にテレビアニメ『コードギアス 反逆のルルーシュ』全25話が放送されると、主人公・ルルーシュの壮絶な人生と頭脳戦、予想を裏切り続ける展開、作り込まれた世界設定によって話題を呼んだ人気作。08年に続編『コードギアス 反逆のルルーシュ R2』全25話が放送されると、衝撃的なラストに多くのファンが涙した。

 そして、09年からは新シリーズが始動し、劇場上映アニメ『コードギアス 亡国のアキト』、オリジナルコミックシリーズ『コードギアス 漆黒の蓮夜』『コードギアス 双貌のオズ』をはじめ、ミュージカル、オーケストラコンサート、ゲーム化などさまざまなメディアミックス展開がされてきた。

 16年にはテレビアニメ放送から10周年を迎え、17年10月より劇場版3部作を連続公開。19年には続編となる完全新作劇場版『コードギアス 復活のルルーシュ』が公開されるなど、誕生から15年を経ても未だに多くの人に支持される。17年にNHKが行った、日本で制作された約1万タイトルの作品から、視聴者投票でベストアニメを選出する企画「ベスト・アニメ100」で7位にランクインするなど、2000年代を代表するアニメ作品として知られている。

■新作アニメーションシリーズ『コードギアス 奪還のゼット』スタッフ情報
原作:サンライズ、大河内一楼、谷口悟朗
監督:大橋誉志光
脚本:木村暢
キャラクターデザイン原案:CLAMP
キャラクターデザイン:木村貴宏
ナイトメアデザイン:アストレイズ