夜空で木星と土星が大接近、1226年以来の超希少現象

2020年12月5日

CNN.co.jp

(CNN)太陽系で最大の惑星の木星と、2番目に大きい土星が夜空で接近している。クリスマス前には中世以来となる大接近が世界中で観測できる。

21日の冬至には、夜空で木星と土星が並んで二重惑星のように見える「コンジャンクション」と呼ばれる現象が起きる。

「この2つの惑星が並ぶ現象は、だいたい20年ごとに発生する。しかし今回のコンジャンクションは、2つの惑星が互いに非常に接近して見えるという理由で特別に珍しい」。ライス大学のパトリック・ハーティガン教授はそう解説する。木星と土星が夜空でこれほど近くに並んで見えるのは、1226年3月4日の夜明け前以来だという。

木星と土星はこの夏以来、徐々に接近していたが、16日から25日にかけてはさらに接近し、南西の空の地平線近くに、日没後約1時間の間、並んで見えるようになる。

「最接近するのは21日夜で、二重惑星のように見え、間隔は満月の直径のわずか5分の1になる」「望遠鏡で見ると、この夜はそれぞれの惑星と最大の衛星が同じ視野に入る」(ハーティガン教授)

晴れていればこの現象は世界中で観測できるが、最もよく見えるのは赤道付近で、北へ行くほど地平線の下に沈むまでの間に見える時間が短くなる。

次に、木星と土星がこれほど大接近するのは2080年3月15日。その次は2400年になる。

西暦紀元0年から3000年の間に、今回のような大接近が起きるのは7回のみ。そのうちの2回は太陽に近すぎて望遠鏡がなければ観測できない。従って今回は信じられないほど希少な出来事になるとハーティガン教授は話している。