「わさビーフ」リニューアルにSNS衝撃 公式キャラ・わさっちとの別れに涙…「引退!?」「急すぎるよ…」「三国志大戦の中で会える」

2020年8月18日

iza(イザ!)

 ポテトチップス「わさビーフ」を製造・販売する山芳製菓(東京都板橋区)は18日、同商品のリニューアルを発表した。9月1日からリニューアルした新商品を全国のスーパー、コンビニエンスストアなどで発売する。

 「わさビーフ」は1987年に誕生した同社のロングセラーポテトチップスブランド。わさびの刺激とビーフの旨みが組み合わさった、濃厚な味わいが特徴だ。これまでも消費者の嗜好(しこう)に合わせてデザインと味の改良を行っており、今回は約3年ぶりのリニューアルとなる。

 リニューアルした新商品は、お笑いコンビ・キングコングの西野亮廣と、西野が運営に参加するオンラインサロン「西野亮廣エンタメ研究所」のメンバーと共同開発。メインキャラクターを含めた新たなパッケージデザインは、西野が監修した。

 リニューアルでの最大のポイントは、同商品の歴史のなかでも初となるメインのキャラクターを変更したところだ。33年続いた白に茶色のブチ模様のホルスタインのような牛のキャラクターから、西野がデザインした緑色の牛のようなキャラクター「わさぎゅ~」へと変更となる。

 現行のホルスタインのような牛のキャラクターは、2015年にツイッターで行った改名キャンペーンで新たな名前が「わさっち」に決定。以降、「わさっち」の名前が消費者の間で浸透し、同商品の公式キャラクターとして親しまれるようになった。また、同社のホームページでは4コママンガ劇場「となりのわさっち」が配信され、さらにアニメ動画も制作された。

 キャラクターの変更を含めたリニューアルの発表は消費者を驚かせ、ツイッターには「残念だ…わさっちのゆるカワが好きやったのに」「え…8月いっぱいでわさっち引退!?」「急すぎるよ…泣」「わさっち引退 自分の中ではなかなかな事件」「わさっちの存在そのものがわさビーフなのに!」など、別れを惜しむ声がズラリ。「わさっち、交代しないで」「味はともかく、わさっちは変えない方が良かったたと思います」「どう見ても今までのわさっちのがかわいいやろ…どうしてこうなった…」など、切実な訴えも少なくなかった。

 また、同商品はセガ・インタラクティブのアーケードゲーム「三国志大戦」とコラボしたこともあり、「わさっちの記憶は大戦プレイヤーに委ねられた」「コラボの時だけわさっち復活でお願いしたいです」「三国志大戦の中でならわさっちにも会えるから…」「わさっちは生き残るさ…三国志大戦の中でな…!」など、同ゲームのファンも巻き込んでネットで話題になっている。

 「わさっち」の変更に対しては、長年同社の看板キャラクターになっていたことや、他社とのコラボなど幅広い“活躍”を見せてきたとあって否定的に受け止める消費者が多い印象だ。同社のツイッターアカウントでは「わさっち」のイラストやぬいぐるみの写真を多数発信してきたため「アイコンからは消さないでくださいね、せめて」「これからもツイッターではわさっちと会えると嬉しいのですが…」と求めるフォロワーもいた。