2020年1月18日
ココカラネクスト
ダイエットのために、筋トレと有酸素運動の両方を取り入れている人も多いかもしれません。しかし、ただなんとなくやっているのではもったいない。
しっかりと効果を出すためには、運動の順番を守ることが大切です。ここでは、効率的な組み合わせ方について解説します。
■有酸素運動と無酸素運動の違い
運動は大きく分けて、有酸素運動と無酸素運動の2種類があります。この違いをご存知でしょうか。それぞれの特徴をみていきましょう。
有酸素運動
酸素を多く取り込みながら長時間継続して行う運動を指します。有酸素運動の主なエネルギー源は、体内に蓄えられている体脂肪です。そのため、運動中に脂肪を多く燃やす効果があります。代表的な運動として、ウォーキングやジョギング、エアロビクス、ゆっくりした水泳などが挙げられます。
無酸素運動
短時間で行う強度の高い運動のことです。無酸素運動といっても、運動をしている間に呼吸をしないという意味ではありません。筋肉を動かすエネルギーを作り出すときに、筋肉に貯めていた糖質を使用し、酸素を使わないことから無酸素運動と名付けられました。代表的な運動は、筋トレ、短距離走などです。
■脂肪燃焼のためには「①筋力トレ→②有酸素運動」
ダイエット目的で運動を行うのなら「①筋トレ→②有酸素運動」の順番で行うといいでしょう。筋トレ自体には脂肪を多く燃やす働きはありませんが、筋トレで筋肉量を増やし、基礎代謝が高まることで脂肪が燃えやすい身体になります。
また、筋トレをすると成長ホルモンやアドレナリンが分泌されます。これらのホルモンは脂肪を分解する作用があります。
筋トレ終了後のホルモン分泌量が高まっている状態で有酸素運動を実施すれば、効率よく脂肪を燃焼できるでしょう。
筋トレを行う前のストレッチ、運動後のクールダウンは欠かせません。トレーニング後の身体には自分が思っている以上に疲労が蓄積します。ウォーミングアップとクールダウンをセットで行うことをお忘れなく。
■組み合わせ方の例
有酸素運動と無酸素運動(筋トレ)はどのように組み合わせたら良いのか迷いますよね。具体的な例をご紹介します。
ストレッチ 10~15分
筋トレ 30~60分
有酸素運動 30~60分
クールダウン 10~15分
今まで運動をしても思うような結果が出ていないという人は、トレーニングの順番が間違っていたのかもしれません。有酸素運動と無酸素運動の違いを知って、効率的に脂肪を燃焼していきましょう。
【参考】
エアロビクス/有酸素性運動.e-ヘルスネット
肥満と減量(理論編)知っておきたい肥満と減量の基礎知識【理論3】減量に筋力トレーニングが必要な理由.横浜市スポーツ医科学センター
筋トレと有酸素運動はどっちが先?組み合わせ方は?.POWER PRODUCTION MAGAZINE-江崎グリコ
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