無添くら寿司“想定外”の平日最高売上を達成、「鬼滅の刃」コラボが奏功、テイクアウト需要の増加も

2020年6月17日

食品産業新聞社

回転寿司チェーン「無添くら寿司」を展開するくら寿司株式会社は、「鬼滅の刃」コラボキャンペーン初日に当たる6月12日、平日として過去最高の全店売上高を達成した。

くら寿司の全店売上高は2020年に入って以降、1~2月は好調に推移していたが、3月は前年同月比89.7%、4月は54.7%、5月は84.5%と、新型コロナウイルスによる外出自粛の影響を大きく受けてきた。緊急事態宣言も5月末で解除され、反転攻勢に向けて幸先の良いスタートとなった形だ。

今回くら寿司がコラボしているTVアニメ「鬼滅の刃」は、「週刊少年ジャンプ」で2016年から連載開始した漫画「鬼滅の刃」(吾峠呼世晴著)を原作とする人気作品。人と鬼との切ない物語に鬼気迫る剣戟、時折コミカルに描かれるキャラクターたちが人気を呼び、2020年10月16日には劇場版「鬼滅の刃 無限列車編」の公開が予定されている。子どもから大人まで幅広い世代で人気があり、「回転寿司に関する消費者実態調査2020」(マルハニチロ調べ)によると、「回転寿司店とコラボしてほしいと思うアニメ」第1位に選ばれているという。

キャンペーンは、くら寿司アプリ会員とSNS(Facebook、Twitter)フォロワー限定で、持ち帰りを含む税込2,000円以上購入した人を対象とし、先着順に1会計1枚、選んだオリジナルクリアファイルをプレゼントするもの。6月12日からの第1弾では、すでに予定数量の20万枚を配布終了。6月19日からの第2弾でも20万枚の配布を予定している。

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