「24時間テレビ」でCocomi&Koki,&キムタクの出演計画が進行中

2020年5月31日

日刊ゲンダイDIGITAL

 日本テレビは今年の「24時間テレビ」について「新型コロナウイルス感染に対する安全面に配慮した上で、内容を工夫して放送を予定しています」と実施する意向を示している。

 例年は8月最終週の土曜日の夕方から日曜日の夜にかけて放送されるが、今年は1週間遅れの9月5日のスタートを予定しており、番組制作スタッフは活動をスタートさせた。今回の開催決定は、嵐の年内活動休止が少なからず影響している。嵐の活動休止前の日テレにおける最後のビッグイベントがこの「24時間テレビ」であり、小杉善信社長としても何としても実現したかったのだろう。当然、番組のメインパーソナリティーは嵐が務める。さらに今回は“チャリティーパーソナリティー”として「Sexy Zone」中島健人(26)と「King&Prince」平野紫耀(23)がサポートに回る。

「フジテレビは『収録が困難』として『27時間テレビ』の中止を発表しましたが、あちらは単なるバラエティー。24時間はチャリティー番組です。番組自体のモチベーションが違いますし、比較すること自体が誤りです。コロナ禍だからこそチャリティー番組を実行する意義があるのです。ただ、“ポスト嵐”の命名式の側面がある点は否めません」(日テレ関係者)

「24時間」の準備が正式に始まったことでにわかに注目が集まっているのが、番組で恒例となった“サプライズゲスト”だ。リレー形式となるチャリティーマラソンには、ジャニーズ事務所を退所した中居正広(47)や「KAT―TUN」メンバーの名前が挙がっているが、さらに取材を進めると、意外な人物も候補に挙がっていることが分かった。

「あくまで交渉中の話で、実現するか分かりませんが……」と前置きした上で、スタッフのひとりが口にしたのは木村拓哉(47)の娘、Cocomi(19)とKoki,(17)姉妹の名前だ。

「番組はチャリティーマラソン、スペシャルドラマ、ドキュメンタリー、チャレンジ企画、応援ソングといった複数の目玉企画で構成されます。我々が彼女たちにオファーを出しているのは応援ソングのコーナーです。今年モデルデビューしたCocomiさんはフルート奏者としても知られていますが、彼女に妹のKoki,さんが作詞作曲したオリジナル楽曲を演奏してもらおうと考えています。局の看板番組での姉妹共演なら、全国の視聴者も大喜びすると思います」

■木村ファミリーの変化

 この番組スタッフがオファーを出した背景には最近の木村ファミリーの変化があるという。これまで、木村ファミリーのプライベートに関する取材や質問はNGというのが芸能マスコミの間で常識とされてきた。ところが、Koki,のモデルデビュー以来、その壁が少しずつ薄くなってきた。むしろ今年春のCocomiのデビュー直後から一転、プロモーションが“家族セット売り”に変化してきた。

「工藤静香さんの心境の変化が理由でしょう。Koki,さんもCocomiさんもデビュー直後はお祭り騒ぎでしたが、その後は次第に落ち着きつつあります。『何とかしなきゃ!』と静香さんが知恵を絞ったのが“家族セット売り”だったのではないでしょうか。今なら“チャリティー番組”で姉妹初共演の企画にも承諾してくれるかもしれません。これに手話もできる静香さんや木村さんが何らかの形でサプライズ出演してくれたら企画として完璧です」(芸能関係者)

 Koki,作詞作曲の楽曲をCocomiがフルートで演奏し、それを「嵐」か「キンプリ」が歌い、コーラスにキムタクと静香が加われば、今年の「24時間」が高視聴率を稼ぐのは間違いない。すべては静香の判断に委ねられている。

(芸能ジャーナリスト・芋澤貞雄)