年齢とともに疲れが抜けづらくなるのはなぜ?

2020年4月13日

ココカラネクスト

 「もう、歳かなぁ~。最近疲れが抜けなくなってきたよ。」

 私も40を過ぎているので、友達からこんな言葉を良く聞くようになりました。若い時はどんなに疲れていても、一晩寝れば疲れなんてすっ飛んでいましたが、この歳になると、そうもいきません。

 年齢とともに、疲れが抜けづらくなるのは自然界の摂理としてしょうが無いことですが、身体の不調から起こっている場合もあります。

 東洋医学的に良く見かけるのは「肝」の不調です。現代社会において過剰なストレスや過剰な労働は「肝」に大きな負担をかけます。また、飲食の不摂生でも「肝」に負担がかかります。結果として「肝」の機能が低下し、疲れが抜けないということになります。

 鍼灸治療では、「肝」の治療を中心に身体のバランスをとります。合わせて飲食にも気を付ける必要があります。一回の治療でスッキリ感が出ることは少なくありませんが、それだけで良くなったとは言えませんので、数回の治療を通してチェックしてゆきます。

 疲れが抜けない場合、少し気を付けなくてはいけない事もあります。疲れが抜けない以外に、どのような症状が出ているかによるので詳しくは書けませんが、あまりに長く続く場合は、放置しないでチェックを受けた方が良いですよ。

東洋医学用語説明

1.肝:現代医学的な肝臓とは少し違い、東洋医学では心身共に適度な緊張感で機能するように調節する作用、全身各部へ必要な血液量を分配する機能、胆汁を作る機能を持つ主要臓腑とされる。

[記事提供:蓬松(ほうしょう)鍼灸治療院 http://houshou-hari.com/]

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

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