納豆の驚くべき効果効能

2020年7月6日

ココカラネクスト

 毎日の食事に納豆を取り入れることは、様々な面からの健康効果が期待できると言われています。

今回は納豆の効果効能と、納豆を活用した絶品レシピについてご紹介します。

納豆の健康効果

納豆には大きく4つの健康効果があるとされています。

① 骨粗鬆症

納豆に多く含まれるビタミンK₂はカルシウムを取り込んで骨を丈夫にする働きがあります。

② 血液サラサラ

大豆を納豆菌で発酵させることで生まれる納豆キナーゼは、血栓を溶かし血液をサラサラにすると考えられています。

③ 免疫力アップ

納豆菌には腸壁の細胞や免疫細胞を活性化させ、免疫力を高める働きがあることが分かっているそうです。

④ アンチエイジング

全身の細胞を若く保つ成分がポリアミンとされています。

加齢とともに減っていく成分なので、納豆で補うことが効果的とされています。

納豆に含まれるからだすっきり成分

① 脂肪を燃焼させる、『大豆たんぱく質』

「畑の肉」と呼ばれるように乾燥大豆の約35%はたんぱく質です。

コレステロールの数値を下げる作用が期待できるほか、内臓脂肪を減らす成分「β-コングリシニン」も含まれています。

② 余分な脂肪を洗い流す、『大豆サポニン』

「サポ=泡立つ」という意味だそう。石けんの泡が油脂を溶かして水で洗い流すように、コレステロールや中性脂肪など血液中の余分な脂質を洗い流す作用があると言われています。

③ 脂質の代謝を促す、『ポリアミン』

細胞分裂を助け、全身の細胞を若々しく保つために必須の成分とされています。脂質の代謝にも密接にかかわることが、金沢医科大学などの研究で判明しているそうです。

④ 満腹感を与える、『食物繊維』

満腹感を高めて食べすぎを防ぐほか、腸を刺激してスムーズな排便を促すと言われています。また、血糖値の上昇を緩やかにする作用があり、脂肪がつきにくい体を作るとされています。

⑤ 脂質の代謝を助ける、『ビタミンB2』

脂質代謝を助ける成分とされています。納豆は大豆と比較して、約5倍ものビタミンB2を含むそうです。血糖値を下げる作用もあるため、インスリンが分泌されて脂肪になるのを防ぐ効果も期待できると言われます。

納豆活用レシピ

『納豆スタミナやっこ』

【材料(2~3人分)】
納豆(ひきわり)…1パック
絹ごし豆腐…一丁(約300g)
やまといも(長いもでも可)…70g
市販のねぎとろ…70g
たくあん…2cm
貝割れ菜…1/4パック
〈下味〉
 ・めんつゆ(ストレート)…大さじ1
 ・練りわさび…小さじ1

【作り方】
① 納豆は下味の材料を加えて混ぜる。貝割れ菜は根元を切り、長さを半分に切る。
 たくあんは粗いみじん切りにする。やまといもは皮をむき、すりおろす。

② 器に豆腐を盛り、納豆、ねぎとろ、やまといもをのせる。
 たくあんを散らし、貝割れをのせる。

『納豆ピビンパ』

【材料(2人分)】
納豆…2パック
白菜キムチ…100g
〈レンジナムル〉
 ・にんじん…1/4本
 ・大豆もやし…1/2袋(約100g)
 ・きぬさや…10枚
 ・にんにくのすりおろし…1/2かけ分
 ・白すりごま…小さじ1
 ・ごま油…小さじ2
温かいごはん…茶碗2杯分(約300g)
卵黄…2個分
塩…少々

【作り方】
① にんじんは皮をむき、きぬさやはへたと筋を取り、ともに千切りにする。
 キムチは食べやすく切る。

② 耐熱のボールにもやしと、塩少々、水大さじ2を入れてふんわりラップをし、電子レンジで4分ほど加熱する。
 にんじん、きぬさやを加えて再度ラップをかけ、2分ほど加熱する。水気を拭き、レンジナムルの残りの材料を加えて混ぜる。

③ 器にごはんを1/2量ずつ盛り、②、キムチ、納豆、卵黄を等分にのせる。

日本が誇るスーパーフード「納豆」を食事に取り入れて、納豆の高い健康効果が得られるといいですね。

(参考文献)
・(株)オレンジページ『オレンジページ』,2019年2月2日号

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません

[文/構成:ココカラネクスト編集部]