「Snow Man」岩本にスキャンダル タッキー“鬼”になれるか

2020年3月28日

東スポWeb

 どうするタッキー!? 1月にデビューしたばかりのジャニーズ事務所のアイドルグループ「Snow Man」のリーダー、岩本照(26)が、ラブホテルで合コンしたばかりか、参加した未成年女性が飲酒していたと、27日発売の写真誌「フライデー」が報じた。これによって難しいかじ取りを迫られているのが、タッキーこと滝沢秀明副社長だ。これまで風紀が乱れているアイドルたちには厳罰を科してきたが…そう簡単にはいかない深い事情が――。

 新型コロナウイルスの感染拡大により、ジャニーズも様々な頭の痛い問題を抱えている。年内で活動休止する予定の「嵐」の動向が、その最たるものだ。だが、そんなさなかに、思いもよらない頭痛のタネが飛び出した。

 フライデーによると、岩本はデビュー前のジュニア時代だった2017年11月、渋谷のラブホで行われた合コンに出席。参加した元アイドルの女性は当時未成年だったが、一緒になって飲酒したというのだ。

 ジャニーズの未成年飲酒問題といえば、一昨年に起きたNEWSの小山慶一郎、加藤シゲアキの一件が記憶に新しい。

「未成年に飲酒を勧めるかのような音声まで出た小山は、一時芸能活動自粛となり報道番組を降板した。同席していた加藤も反省文を提出させられた。その後、同じく未成年との飲酒を報じられた手越祐也は“嫌疑不十分”でおとがめなしだったが…」とテレビ局関係者。

 当然、岩本にも何かしらの処分が下ってもおかしくないが「そもそも未成年や飲酒というのも、女性側の一方的な言い分です。だから、手越の時と同様、“嫌疑不十分”でこのままスルーということも十分あり得る」とは芸能プロ関係者。

 岩本が所属するSnow Manはジャニーズ期待の星で、特に滝沢副社長の“肝いりグループ”なのは有名な話だ。25日には、同時デビューした「SixTONES(ストーンズ)」を差し置いて、初冠番組「それSnow Manにやらせて下さい」(TBS系)が放送されたばかり。だからこそ、滝沢副社長のかじ取りが大きな注目を集めている。

「昨年、ジュニアを管轄する子会社の社長に就任してから、厳しい態度で“綱紀粛正”を図っている。昨年9月には、ベッド写真がネットに流出したジュニア内グループのHiHi Jetsの橋本涼、作間龍斗を年内活動自粛処分とした」と芸能関係者。

 また、一部で神田沙也加との不倫疑惑が報じられたMADEの秋山大河はジャニーズを退所。さらにMADEを解散させるという大ナタを振るったことがある。

 あのタッキーが、まるで“鬼”にでも変身したかのように、タレントの不祥事を裁いてきた。それなのに岩本だけ処分なしということになれば「滝沢の“えこひいき”と言われかねないですし、求心力の低下も招きかねません」(同)。

 さらに、滝沢副社長がSnow Manばかりを“ひいき”することに、他グループのファンは嫉妬し、怒りを募らせてきた。もしここで「処分なし」のままならば、「タッキーのお気に入りだから何をしても許される!」とファンだけではなく、ジャニーズの他のタレントにも受け止められかねないのだ。

 ただ、問題はSnow Manがまさに売り出し中のグループであることだ。ここで傷を付けたくはないと考えるのも無理はない。

「Snow Manは昨年の紅白歌合戦に、ジュニアの一員として出場。気の早い話だが、今年はいよいよSnow Manとして初出場を果たすのでは?なんて声も出ている。しかし、ここでリーダーの岩本を処分してしまうと“傷モノグループ”と認定されてしまい、今後の計画が大きく狂ってしまう。滝沢副社長も難しい判断を迫られている」と音楽関係者。

 罰したくても簡単にはいかない。そうかといってスルーしては示しがつかない…まさに進むも地獄、退くも地獄。滝沢副社長の手腕が試される正念場だ。