2020年11月10日
モデルプレス
ドラマ「姉ちゃんの恋人」(カンテレ・フジテレビ系/毎週火曜よる9時~)で、主演の女優・有村架純の弟役として出演しているKing & Princeの高橋海人(たかはし・かいと/21 ※「高」は正式には「はしごだか」)。グループ内では最年少で、その末っ子感から“国民的弟”と名高い高橋にとって、まさにハマり役である今作。恋愛シーンも見どころの1つとなっているが、挑戦への心境は?
◆高橋海人「姉ちゃんの恋人」でハマり役抜てき
脚本家・岡田惠和氏が手掛ける今作は、ハロウィーンからクリスマスにかけて、女手ひとつで弟3人を養う主人公と個性豊かな登場人物たちが繰り広げる、恋と家族愛の物語を描いたラブ&ホームコメディー。有村が主人公の“肝っ玉姉ちゃん”安達桃子を演じる。
高橋が演じるのは、農学部に通う大学3年生で、3兄弟の長男・安達和輝。姉思いで、いつか恩返しをすると心に誓っている優しい弟。
これまでもドラマ「部活、好きじゃなきゃダメですか?」(2018年/日本テレビ系)、「ブラック校則」(2019年/日本テレビ系)で才能を発揮し、自然な演技に定評のある高橋。まさにハマり役とも言える今作で変化した、演技への思いとは──。
◆高橋海人“国民的弟”本領発揮なるか?
― ドラマへの出演が決定してから、ファンの間では「“国民的弟”の本領発揮」と話題になっていましたが、反響を受けていかがですか?
高橋:シンプルに嬉しかったです。ファンのみなさんは「演技をもっと見たい」と言ってくださっていましたし、King & Princeの中でも弟的な立ち位置なので、今回の役がファンのみなさんから見ても合っていたんだろうなと思うとすごく嬉しいですね。
その分期待値も上がっていると思うので、最初は「大丈夫かな…期待に応えられるかな」とプレッシャーを感じていたのですが、今はとにかく後悔しないように全力で演じようという気持ちで頑張っています。
― ドラマ出演が決まってメンバーからの反応いかがでしたか?
高橋:うちのグループは、みんなで集まってマネージャーさんから「◯◯がドラマ決まりました~!いえ~い!」と家族会議みたいな感じで仕事の報告を受けるのですが、今回のドラマ出演が決まった時は、みんな「うぉ~!おめでとう!」と言ってくれて、主演が有村さんということも伝えたら「すげ~!」「頑張って!」と盛り上がっていました(笑)。
― 後輩の那須雄登さん(美 少年/ジャニーズJr.)とも共演を果たしますね。
高橋:那須くんの役も、那須くんの根が真面目なところが役にピッタリ合うなと思う素敵な役ですよね。まだ現場ではあまり会っていないのですが、この間は「現場どんな感じ~?緊張するよね。俺も緊張するよ~」という会話をしました(笑)。
お互いにまだ緊張してガチガチな状態で会ってしまったので、次会った時には先輩として少しでも緊張をほぐしてあげたらなと思います。今のところ、先輩の背中を見せてあげられていないんですけど、那須くんと一緒に演技をする時が来たら、“ジャニーズムーブ”を醸し出します!
◆現場では「本当の姉弟のような雰囲気」
― 4姉弟の長男役として、現場を引っ張っている自覚は出てきましたか?
高橋:兄弟3人のシーンが多いのですが、「ここはこう演じてみよう」などと細かい設定を話し合っています。King & Princeも年長組が盛り上げ役で、そういうメンバーの姿を見てきたので、僕も兄弟3人でいる時は会話を回すように心がけていました。
末っ子役の南出凌嘉くんは、これまでたくさん演技経験をしている方なので、アドリブでも「あ、すごくおもしろい案を出すな」とびっくりしたり、僕が監督さんにアドバイスをいただいた時も「多分監督さんはこんなことを言いたかったんじゃないの~」と言ってくれたり、支えてもらっている部分も大きいです。みんなで支え合って、姉弟感を出せていると感じています。
― すごく良い雰囲気ですよね。
高橋:本当の姉弟みたいで楽しいです!有村さんが、クランクインする前に家族4人で話しをする会を設けてくださって、そこでみんなでゲームをしたり、敬語を使うのを禁止ということを決めたりしたんです。その会のおかげで、撮影の合間も本当の姉弟のような雰囲気なので、すごくありがたいなと思っています。
― 高橋さん自身、4姉弟の魅力は何だと思いますか?
高橋:高校生くらいになると、家族の形が少しずつ変わってくると思うのですが、そんな中で安達家は、全員でその家族の形をずっと守っていて、変わらないところが素敵だと思います。姉弟の距離も近くて、良い意味で全員子ども心を忘れないでワイワイできる感じが好きです。
― 高橋さんも、実際にお姉ちゃんがいますね。
高橋:はい。実の姉には和輝みたいに「お姉ちゃん好き好き!」という感じではないので、また違う家族になりきっている感覚です。
― 本当のお姉ちゃんとのエピソードを教えてください。
高橋:この間実家で、姉と一緒に父親と母親の結婚式の写真を見たのですが、「パパとママ、素敵だね。この2人から私たちが生まれたんだね」と2人で泣きました。その時、久しぶりに「お姉ちゃん良いやつじゃん」と思いました。
◆高橋海人「環境に甘えていた」演技への思いに変化
― ドラマに出演するにあたって、精神面や体力面で準備したことはありましたか?
高橋:外出自粛期間中に昼夜が逆転していたので、かなり頑張って直しました。精神面でいうと、緊張しいなので、メンバーにアドバイスをもらったり、コミュニケーションをたくさんとったりしていました。
演技の経験があまりないので、ほぼ初めて演技をする感覚で作品に臨んでいます。今までは、Sexy Zoneの佐藤勝利くんなど事務所の先輩方と一緒だったり、King & Princeのメンバーと一緒だったりしていたので、その環境に甘えていたなと思って…。今回は事務所以外の方たちとご一緒させてもらっているので、すごく楽しく勉強させてもらっています。
― 勉強になるなと思ったところはありますか?
高橋:やはり切り替え方がすごいなと思います。僕は演じる中で「あ、やばい!素の高橋海人が出てる!」と思うこともあるのですが、みんなしっかり役に入り込んでいて勉強になりますね。
あとは、食べながらの演技がすごく難しいことを初めて知りました。有村さんはバランス良く食べているんですけど、僕は気づいたら「ロールパンしか食べていないじゃん!目玉焼き残ってるよ!」となってしまうので、そういう細かいところも日々学ばせていただいています。
― ドラマでの経験が、アイドル活動の中でも役立っているなと感じたことはありますか?
高橋:バチバチに役立っています。和輝は、基本的に明るくてニコニコしている感じなんですけど、僕自身、緊張すると上手く笑えないのが悩みで…。でも、この間King & Princeの配信ライブを行った時に、緊張していても上手く笑うことができました!
◆“胸キュンシーン”に苦戦「アイドルでもこんなことやったことない」
― 今回のドラマでは和輝の恋愛シーンも見どころの1つですね。
高橋:恋愛シーンをあまりやったことがないので、難しいです…。「もっと相手のことを見つめて」「もっと気持ちをしっかり伝えて」などアドバイスをいただいて、自分の中にきちんと落とし込んで演じていたのですが…照れました。
― 奈緒さんが演じる浜野みゆきの唇についたカフェラテの泡をとるシーンは、ドキドキしましたか?
高橋:台本を見た時に「これを僕がやるのか…アイドルでもこんなことやったことない!」と思って、びっくりしました(笑)。僕は今まで“アイドルっぽさ”から少し逃げていたところがあったので、「アイドルとして活動しているのにキュンキュンに慣れていないな…今まで何やっていたんだろう」とか「ドキドキしすぎて死んじゃうんじゃないか」とか考えて緊張しながらも、頑張ってやりました!
岡田惠和さんの脚本は、現実的なところに、キラキラとしたファンタジー要素が詰まっていているところが素晴らしいと思うので、見ていただいた方に、ちゃんとそのシーンが成り立っていると思っていただけたらすごく嬉しいですね。正直に言うと、現状1番の山場と思うくらい苦戦したシーンだったので、完成したシーンを見るのが楽しみです!
― 恋愛模様も楽しみですね!今後の見どころを教えてください。
高橋:和輝がみゆきに想いを打ち明けるんですけど、相手が姉ちゃんの親友でもあるので、2人の恋がどう進んでいくのかに注目です。姉ちゃんに言うのか、秘密のまま禁断の恋で続いていくのか、2人の恋は上手くいくのか…楽しみですね~!
ラブ&ホームコメディーで楽しむ要素が本当にいっぱいありますし、いろんなキャラクターが細かく丁寧に描かれていて寄り添えると思うので、見てくださる方には“推しメン”を見つけて楽しんでいただきたいなと思います。その中でも、和輝に寄り添っていただけるともっと嬉しいです!
― ありがとうございました。
(modelpress編集部)
◆高橋海人(たかはし・かいと)プロフィール
1999年4月3日生まれ、神奈川県出身。2018年5月23日、King & Princeとしてシングル「シンデレラガール」でCDデビューを果たした。グループ内では、メンバーカラーの“ひまわりイエロー”がぴったりな笑顔が印象的な甘えん坊キャラ。その雰囲気とは裏腹にダンスの腕前は抜群で、全国大会で優勝した経験を持つ。
◆第3話あらすじ
ハロウィン当日、閉店後のホームセンターではクリスマスに向けた大がかりなレイアウト替えが夜を徹して行われる。翌朝、店内に飾られた大きなもみの木を見上げる桃子(有村架純)の胸には達成感がこみ上げ、真人(林遣都)もまた、来店した客のうれしそうな笑顔に、今まで味わったことのない喜びを感じていた。
家路についた桃子と真人は、互いの健闘を称え合い、楽しかった時間の余韻に浸りながら2人だけの時間を過ごす。しかし別れ際、桃子はある一言がきっかけで、真人の中に、頑なに人を寄せつけない“何か”があることに気づいてしまう。
一方、バーで一目ぼれした悟志(藤木直人)が同じ職場の人間だと知り、運命を感じる日南子(小池栄子)は、悟志のさわやかな笑顔と人懐っこい性格にますます心惹かれていく。しかし、デートに誘おうとにも、どうしていいか分からず困惑。そこで、同じように真人に恋をしている桃子に、ある作戦を持ちかけて……。