新しい地図、年末年始テレビ出演の裏に中居正広の売り込みか

2020年1月8日

NEWSポストセブン

 各テレビ局の大型特番が目白押しだった昨年の大晦日。10年連続となる民放1位の平均視聴率16.2%を獲得したのは、『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!大晦日年越しスペシャル!絶対に笑ってはいけない青春ハイスクール24時!』(日本テレビ系)だった。

 なかでも「全部持っていった」と話題沸騰なのは、「新しい地図」の3人だ。

 ドラマ『全裸監督』の村西とおる監督に扮した草なぎ剛(45才)がブリーフ一丁で登場すれば、香取慎吾(42才)は超ミニスカ姿の教師役でパンツを見せまくり。演劇部員役の稲垣吾郎(46才)は、2019年のキングオブコント優勝コンビのどぶろっくとコラボしたコントを披露し、「大きなイチモツをください!」と熱唱した。

 2016年末のSMAP解散以降はインターネットを中心に活動し、久々の地上波登場となる3人の「下ネタ」にダウンタウンら出演者は爆笑の連続だった。3人は並々ならぬ意欲で収録に臨んだ。

「オファーを受けた彼らは、どうやってダウンタウンを笑わせるかを真剣に考えました。3人は過去に『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)でも体を張ったコントをしていましたが、“今回は、ジャニーズにいたら絶対にできないことをやる必要がある”と考え、際どいキャラクターを練り上げました」(テレビ局関係者)

 周囲からは、どぎつく見える演出を危ぶむ声も聞こえた。

「下ネタに難色を示す事務所関係者もいたそうですが、過去の放送を何度も見返し、“どうすれば爪跡を残せるか”と話し合う3人の熱意に負けて、“今回だけなら”とゴーサインが出ました。彼らはそれほど今回の出演に賭けていたんです」(番組関係者)

 なかなか地上波に出る機会のない3人と年末特番の橋渡しをしたのは、元SMAPの中居正広(47才)だった。

「中居さんは3人とはテレビという同じ土俵で切磋琢磨したい気持ちが強かった。それでも彼らがなかなか地上波に出演できないなか、中居さんが芸能界で最も信頼する松本人志さん(56才)に、“年末の特番なら出られるのではないか”と相談したそうです。

 中居さんと松本さんは月2回食事をするほどの仲といいますが“売り込み”をすることはほとんどない。そのタブーを今回破って頼んだというのはよほどのこと。その経緯を知っていたから、3人は“中居くんと松本さんのためにも、番組を最高に盛り上げたい”と意気込みました。番組中に草なぎさんが松本さんに、“草なぎ派ですか、中居派ですか?”と尋ねて、あえて“中居”という名前を出したのも、自分たちのために動いてくれた旧友への“お礼”がしたかったからでしょう」(前出・テレビ局関係者)

 新しい地図は、1月2日放送の『出川哲朗の充電させてもらえませんか?』(テレビ東京系)の新春スペシャルにも出演して好評を博した。

「これも出川さんと20年来の仲である中居くんのサポートがあったとみられています。番組内では香取さんが立ち寄った店の女性に“キムタク派なん”と言われ、大爆笑したシーンもありました」(芸能リポーター)

 3人のために動いた中居について、「実は極秘計画を胸に秘めている」と語るのは、ある芸能関係者だ。

「今年は五輪イヤーですが、中居さんは8大会連続で務めていたTBSの五輪メインキャスターから外れました。これにはさまざまな憶測が報じられましたが、中居さんがTBSを離れてフリーになったのは、東京五輪での“夢の共演”に向けた布石といわれています」

 もともとSMAPは、パラリンピックのスペシャルサポーターを務めていた。SMAP解散後は新しい地図の3人がその仕事を継続している。

「SMAPにとって、今年のパラリンピックは最高の舞台になるはずでした。解散したいまはパラリンピックが“復活”のための最高の舞台という人もいます。年末年始の特番で新しい地図とのつながりが強くなった日本テレビかテレビ東京を舞台に、パラリンピックの特番で3人と共演する、中居さんはそんな“計画”を持っているのではないでしょうか」(前出・芸能関係者)

 晴れの舞台での共演が正夢となるか。

※女性セブン2020年1月16・23日号