正しい「油」との付き合い方、使い方次第でビタミン吸収率もアップ!?

2020年3月2日

ダイヤモンド・オンライン

 日々の食生活で欠かせない「油」。ダイエットをしていると気になる方も多いのではないでしょうか。近年では、ココナッツオイルブームがあったように、一口に油といっても種類はさまざまです。

 今回は、どんな油をどのように使ったらいいのか、控えた方がいい油は何かなど、「油について知っておきたいこと」をお伝えします。

常温で固形の「脂」に要注意!

 私たちが口にする油には常温で固形の「脂」と、常温で液体の「油」があります。

【常温で固形の脂】

肉の脂(ラードなど)、バター、マーガリン、ショートニング、マヨネーズなど

【常温で液体の油】

サラダ油、菜種油、オリーブオイル、ごま油、コメ油、亜麻仁(あまに)油、えごま油など

 気を付けたいのは、常温で固形の脂です。これらの脂には飽和脂肪酸が多く含まれているので、とり過ぎると肥満につながり、コレステロールや血圧を上昇させ生活習慣病の原因になります。

 そのため、脂肪分の多い肉やバター、生クリームたっぷりの料理は適量で抑えましょう。比較的、和食よりも洋食のほうがこれらの脂が多いので、和食中心にするというのも一つの方法です。

 中でも、マーガリン、ショートニングにはトランス脂肪酸が含まれていて、心臓病のリスクを高めたり、アトピー性皮膚炎や花粉症の原因になったりするともいわれています。

 マーガリンやショートニングはケーキやスナック菓子、チョコレート、菓子パン、レトルト食品、インスタント食品などにも使われているので、これらをよく食べる方は少しずつ減らすようにしましょう。今はトランス脂肪酸を抑えた商品なども出ていますので、商品の表示もしっかりチェックしてみてくださいね。