2020年2月27日
オリコン
人気アイドルグループ・乃木坂46からの卒業を控える白石麻衣(27)の写真集『パスポート』(2017年2月発売・講談社)が、前人未到の通算30度目の重版で1万部を増刷し、累計発行部数が47万部を突破したことがわかった。
同作は2017年2月7日に初版10万部の大部数でスタートするも、発売と同時に完売状態に。その後も“おしゃれでセクシー”な内容が支持され、白石人気&乃木坂46人気にも支えられながら、発売から4年目に突入しても勢いが落ちない超異例のロングセラーを継続してきた。
今月14日には、白石の乃木坂46卒業を記念した限定カバー版の発売が発表され、再び注目度が急上昇。ヒロインを務めた映画『スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼』も公開されるなど話題も重なり、ネット書店で上位にランクインし予約が殺到したため、前回の6万部という大規模重版からわずか1週間で、30度目の重版が決定した。
限定版は“Wカバー特別仕様”で、卒業記念カバーには白石自身がセレクトした写真集未収録カットが採用された。さらに特典として、白石の感謝の言葉が印刷されたメッセージカードも同封される(※写真集の内容は『パスポート』と同じ)。
大ヒットを続ける坂道シリーズ写真集の中でも、ダントツの最多部数記録を更新し続ける白石は、“女性にも支持される”写真集という新しい潮流を作ったパイオニア。2019年12月にはその功績が評価され、出版文化に寄与した人物に送られる「野間出版文化賞・特別賞」も受賞した。
その授賞式で白石は「私の活動の中でも大きなターニングポイントとなった、とても大切な一冊です」と喜びを表現。どこまで記録を伸ばすのか、まだまだ目が離せそうにない。