日本一高いビルが東京駅前に 詳細発表

2020年9月17日

日テレNEWS24

サッカーコート4面分を超える広さの土地に4つの建物が建つ計画で、計画から完成までに10年かける巨大プロジェクトです。

注目は高さ390メートルの超高層ビル「Torch Tower(トーチタワー)」。

2027年度の完成時点では、現在の一位「あべのハルカス」を抜いて日本一高い「ビル」になります。

最上階からは、他の高層ビルや東京タワーを見下ろし、東京湾や富士山を見渡せるということです。

■大きく変わる東京駅前の風景

建設予定地に行ってみると、今はまだ別のビルが建っている状態。

「日本ビルと、朝日生命大手町ビルの敷地を合わせた広さにトーチタワーが建つ予定なので、相当大きな面積のタワーになると思います」。

そう話すのは、三菱地所常盤橋開発部、開発企画ユニット統括の谷沢直紀さん。

東京駅や日本銀行なども近い場所。今あるビルを取り壊したうえで、6倍以上の高さのビルが建つため、景色も大きく変わることになります。

■新型コロナでビルの形も変わる!?

新型コロナウイルスの感染拡大を避けるため3密を避けた対策もとられています。

屋外空間を増やすため、屋外庭園を造るほか、1階から8階までビルに沿って全長2キロに及ぶ外通路が設けられます。

ビルの中を通らずに屋外を通って移動できるため、利用者の混雑を避けることもできるといいます。

開発企画ユニット統括の谷沢さんは「一番大きなポイントは、どうやってオープンな空間を屋外に作っていくかというところ。外側に広がっていく空間を拡大して整備していくことにしました」と話します。

新しい日常に向けて変わりつつある未来のカタチ。ビルが完成する2027年、私たちの生活はどのように変化しているのでしょうか?