2021年8月18日
くるまのニュース
10年以上販売された6代目モデルから全面刷新
日産の北米法人は、2021年8月18日午前9時(日本時間)に新型「フェアレディZ」(新型「Z」)を世界初公開しました。プロトタイプの発表から約1年で市販モデルの公開となりましたが、7代目フェアレディZはどんな新型スポーツカーとして登場するのでしょうか。
現行モデルの6代目フェアレディZ(北米名:370Z)は、北米では2008年11月19日のロサンゼルスオートショーで世界初公開された後、北米では2009年から販売開始されています。
販売期間は10年強と、5代目フェアレディZ(北米名:350Z、2003年から2009年まで)より長いモデルライフとなりました。
そして、日産は2020年9月16日に7代目新型フェアレディZのプロトタイプ(Zプロト)を世界初公開しています。
しかし、この時点ではボディサイズが全長4382mm×全幅1850mm×全高1310mmで、搭載されるエンジンはV型6気筒ツインターボ、トランスミッションは6速MTを設定するといった、一部の諸元しか明らかにされていませんでした。
また「詳細は生産モデル(市販モデル)と異なります」と明言されていました。
今回発表された市販モデルの7代目新型フェアレディZは、ボディサイズが全長4379mm×全幅1844mm×全高1316mm、ホイールベースが2550mm(インチ表記をミリ換算)。
エンジンは最高出力400hp・最大トルク350lb-ftの3リッターV型6気筒ツインターボを搭載。トランスミッションは6速MTとパドルシフト付9速ATが組み合わされます。
日産の最高執行責任者(COO)であるアシュワニ グプタ氏は、次のようにコメントしています。
「日産にとって『Z』とは、私たち自身の一部であり、長年にわたるお客さまへのコミットメントです。私たちは『Z』を通して、最新のスポーツカーのデザイン、パフォーマンス、そしてワクワクをお届けしています。
50年以上もの間、『Z』は手の届く夢のスポーツカーであり続けています。このことは、時代を超えた『Z』の魅力であり、数え切れないほどの従業員の献身的な取り組みと情熱によって実現しています。私たちは、これまでと将来の世代へ『Z』のワクワクをお届けしようとしているのです」
なお、日産は新型フェアレディZの日本仕様について今冬の発表を予定しています。
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●北米仕様の日産新型「フェアレディZ」
・全長:4379mm
・全幅:1844mm
・全高:1316mm
・ホイールベース:2550mm
・エンジン:V型6気筒ツインターボエンジン
・変速機:6速MTとパドルシフト付9速AT