2021年7月25日
キャリコネニュース
地方出身のキャリコネニュース読者の一部からは「東京暮らしがしんどい」という声が上がっているが、「田舎よりも東京のほうが便利で暮らしやすい」と述べる人も少なくない。地方から上京してきた40代男性は、
「故郷には仕事がないし、田舎ならではのヤンキーコミュニティが形成されているから、戻っても居場所がない」
と綴る。ただ、一方で「友人や親族が東京にまったくいない。コロナの影響で家からほとんど出なくなり、数日間人と会話しないのは普通。『なぜ東京に住む必要があるのか?』と考えるようになった」と葛藤もあるようだ。引き続き、ほかのキャリコネニュース読者から寄せられた声を紹介する。(文:福岡ちはや)
「田舎のほうがずっとキツイです……」
東京都杉並区に住む30代男性は「庶民的だけど治安が悪い場所ではありませんし、生活するにはすごく心地よいです」と満足感を示す。また、以前住んでいた場所と東京を比較し、
「私は大学から東京に出てきましたが、田舎のほうがずっとキツイです……。うちの地元だけかもしれませんが、取るに足らない小さな差を見つけては、陰口やイジメをやるような人ばかりでしたから」
と述べる。上京するまで、いろいろと苦労があったようだ。ただ、そんな男性も東京の家賃の高さにはデメリットを感じており、
「ローンを通して中古の分譲マンションを買う寸前までいったのですが、そこで起きたのが今回のコロナ禍です。私の勤務先もテレワーク推奨となり生活が一変したため、現在は購入を保留しています」
と明かした。男性は、
「東京暮らしだと、1~2LDKの小さな中古物件でさえ定年退職までローン返済に追われる生活になる。それが本当に豊かな人生か?と、以前は思いもしなかったことを考えるようになりました」
と心境の変化を語っている。
「早く赴任を解いて、東京に帰りたい」
公務員の40代男性は42年間にわたり東京暮らしを続けてきたが、今年の4月から地方に赴任。「逆に、東京に住んでいないことがしんどい」と胸の内を明かす。
「東京は手の届く範囲に店があるから、車のいらない生活が当たり前だった。今は車がないとどこにも行けない。東京暮らしが懐かしい」
さらに「今住んでいる街に魅力なんて感じない。早く赴任を解いて、東京に帰りたい」と本音を吐露した。東京を愛してやまない男性。再び人事が動き、東京へ舞い戻れるよう祈るばかりだ。
※キャリコネニュースでは引き続き「東京に住むのはしんどい?」のほか「夏のボーナスいくらですか?」やオンライン会議中のとんでもないエピソードなどのアンケートを実施しています。
※アンケート概要
■実施期間
2020年10月19日~
■回答数
74 ※7月21日時点
(記事では、2021年6月7日から7月14日に寄せられた投稿を紹介)
■アンケート対象
キャリコネメルマガ会員(63万人)やキャリコネニュース読者、キャリコネニュースSNSフォロワー
■実施方法
アンケート集計ツール「クエスタント」を使用
回答ページ https://questant.jp/q/LYETI2M7
■質問項目
・東京暮らしのどのような点がしんどいと感じますか? そう思う理由を具体的に教えてください。
・移住するならどこが良いですか? その理由、「移住したらこんな暮らしができそう」など教えてください。