2020年12月7日
オリコン
9月18日に公開された京都アニメーション制作のアニメ『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』の興行収入が20億円を突破していたことが7日、わかった。12月5日付けで興行収入20億円を突破し、翌6日付けで動員139万7440人、興収20億1428万6250円を記録しており、11日以降も新規の上映館が決定しているなどロングランヒットが続いている。
公式ツイッターでは「皆様に応援頂き『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』が興行収入20億円を突破しました!」と報告し、「たくさんの“想い”を届けてくださり、本当にありがとうございます。全国の劇場でロングラン上映中です。ぜひお楽しみください」と呼びかけた。
なお、同作は先週まで9月18日の公開から11週連続で週末動員ランキングTOP10入りを果たすなど根強い人気となっている。(興行通信社調べ)
同作は、暁佳奈氏によるライトノベルが原作で、『第5回京都アニメーション大賞』小説部門で大賞を受賞し、2018年1月~4月にテレビアニメが放送。かつて「武器」と呼ばれた少女、ヴァイオレット・エヴァーガーデンが、大戦終結後、相手の想いをすくい上げ、手紙を書く代筆業「自動手記人形」という仕事を通して描かれる、感情を持たない彼女が“愛”を知るまでの物語。
「泣ける」と話題の作品で、劇場鑑賞したファンからは「始まってすぐに泣いたわ」「ヴァイオレットが紡いできたこの軌跡を観れて本当に幸せな時間だった。そして家族に『ありがとう』と伝えたくなった」「相手に気持ちを伝える大切さを痛感した」「泣くってわかってたけど、予想以上すぎて震えるほど泣く。ほんといい話だから、みんな見てほしい」「言葉にならない感情でぐちゃぐちゃになった、ありがとうヴァイオレット」などの感想がネット上であがっている。関係者によると、客層としては20~30代の大学生などが多く見られる一方で、上は60代くらいまで支持されているという。