2021年2月13日
オリコン
アニメ映画『銀魂 THE FINAL』の緊急特番『「銀魂 THE FINAL」大解剖スペシャル!前編』が12日夜、YouTubeの作品公式チャンネルで配信された。原作漫画の誕生から約17年の歴史の中で、主人公・坂田銀時(愛称:銀さん)の年齢は明かされていなかったが、同番組内で初めて「27歳(※『銀魂 THE FINAL』では29歳)」と発表された。これを受けネット上では「おっさんが少年誌の主人公だったのかよw」「聞きたくなかったw」「33くらいと思ってたわ。20代であの貫禄を醸し出せるのはすごい」「まさかの同い年」などと驚きの声があがり、ツイッターでは「銀さん27歳」「坂田銀時」「銀さんの年齢」など関連ワードが続々とトレンド入りした。(※13日午前1時時点)
同番組は、事前に募集したファンからの質問に『銀魂』関係者が答えるというもので、「銀さんの年齢が明らかに」と事前告知されていたこともあって、ファンの間で注目されていた。さまざまな質問が寄せられる中、「結局、銀さんて何歳なんですか!?」という質問に、『銀魂』初代担当編集で『週刊少年ジャンプ』メディア担当編集長・大西恒平氏は「(原作者・空知英秋氏に)聞いてみたんですよ。そうしたら、これは重大な情報じゃないですかね…。返ってきた返事が、『27歳です』(※『銀魂 THE FINAL』では29歳)」と報告。
続けて「結構、簡単に(返事がきて)…。今まで連載が終わるまで一言も言っていないのを、簡単にLINE一行で返ってきた。『27歳です』と」と困惑しながら、「『初代担当(大西氏)に読者がひくから、言っちゃダメと口止めされていたんですが、もう、終わったので言います。27歳です』という、ことらしいです」と今まで明かされなかった経緯を明かした。
すると、大西氏は「確かに、連載当時、最初の方なので、『主人公、27歳です』って、おっさんじゃないですか、子ども読者からすると。なので『それは、ちょっと言わなくていいんじゃない?』『誤魔化しておこうよ』みたいなことは言ったような気がします」と笑いながら振り返った。
銀さんの年齢が判明したことで、ネット上では「まさか年齢明かされるとは…」「まじで?!歳下?!」「結構意外な年齢!」「銀さんアラサーじゃん」「オッさんやない!!」などと驚きの声。また、連載時は『週刊少年ジャンプ』で多くの少年主人公キャラクターとともに掲載されていたこともあって、「ジャンプの主人公にしては年齢お高め」「ジャンプの主人公にしては、少し大人だけどそこがいいのよ銀さんは」「おっさんと言われるけど、ジャンプには『こち亀』の両さんがいるから大丈夫。銀さんは少年主人公だよ」などと反応していた。
『銀魂』は、2003年12月から『週刊少年ジャンプ』(集英社)で連載がスタートした漫画で、架空の江戸を舞台に「天人」と呼ばれる異星人らによって支配された世界で、何でも屋の坂田銀時とそれを取り巻く人々が織りなすSF時代劇コメディー。19年6月に完結し、コミックスは累計5500万部を突破する人気作品で、06年4月にテレビ東京系でアニメの放送がスタートし、これまでに第4期まで放送している。