「嵐」のテレビラストは紅白かカウコンか…ファンが追われるチャンネルザッピング

2020年12月30日

日刊ゲンダイDIGITAL

 国民的アイドルグループ「嵐」が2020年12月31日、ついに活動を休止する。今月に入ってからはテレビや雑誌、スポーツ新聞をジャックしてきたが、ついに見納め。嵐ファンは31日の最後まで、ザッピング作業に追われそうだ。

 ラストデー前日の30日は「第62回 輝く!日本レコード大賞」(TBS系)に初出演。嵐のために後付け新設された「特別栄誉賞」を受賞、これが民放最後の生パフォーマンスとなる。

 大晦日は、午後8時に生配信ライブ「This is 嵐 LIVE」でスタート。見逃し配信なしというプレミアライブに向けて、YouTubeチャンネル「ARASHI」でPR映像「This is 嵐 LIVE みんなで準備だ!TV」を毎日更新。チケットの入手方法から踊り、歌い、コール、オリジナルアイコン、リクエストなどの準備を、嵐が登場しつつレクチャー。ライブは、午前0時前後に通信障害が発生することを考慮し、24時までには終演。それでも、3時間超えというからかなりの長丁場である。

 途中、21時45分頃には「第71回NHK紅白歌合戦」に出演。09年の初出場以来12回連続出場。14年に白組のトリ、16年、18年と昨年は大トリを任されてきたが、今年は第2部の序盤に登場。ライブ会場からの出演で「嵐×紅白 2020スペシャルメドレー」を披露。「NHK2020ソング」で、シンガーソングライターの米津玄師(29)が作詞作曲した「カイト」を含めた歴代のヒットソングが、およそ10分という長尺で届けられる予定だ。

 23時45分から毎年恒例のジャニーズカウントダウンコンサート(カウコン)が開催。今年は「日本中に元気を!!ジャニーズカウントダウン2020ー2021~東京の街から歌でつながる生放送~」(フジテレビ系)で、現時点で総勢11組の現役ジャニーズグループが出演予定。例年は東京ドームで開催されるが、今年は関東のあらゆる場所から中継されるが、紅白初出場するはずだったSnow Manでメンバー9人中8人がコロナ感染者と濃厚接触者に該当し、出演を全て中止したばかりで、予定は見えていない。そんな中、「残り15分」に最後の挨拶に嵐が登場するのでは一縷の望みを託す声も挙がっている。

 年明けには、Netflixで配信されてきたドキュメンタリー番組「ARASHI’s Diary ーVoyage-」の追加映像が公開。「VS嵐」は、相葉雅紀(38)が司会で「VS魂」と名前を変え1月3日にスタート。「嵐にしやがれ」の後継番組は、櫻井翔(38)がMCの「1億3000万人のSHOWチャンネル」に。1月16日のスタートに先駆けてすでにYouTubeチャンネルとインスタグラムが開設。YouTubeにはTOKIOの松岡昌宏(43)が花を添え、ソロ活への離陸体勢も整いつつある。 とはいえ、ファンはそう簡単に気持ちを切り替えるとはいかないはず……新春は“嵐ロス”に包まれそうだ。