2020年12月31日
AFPBB News
【AFP=時事】災難続きの2020年が終わりに近づく中、米ニューヨーク市クイーンズ(Queens)地区で狂暴化したリスの襲撃が相次ぎ、市民の悩みの種がまた一つ増えている。
同地区のリゴパーク(Rego Park)の周辺住民からリスに襲われたという通報がこの1か月で複数回あった。女性1人が手をかまれ、緊急治療を受けた。
ある住民は地元メディアに、凶暴な個体や群れに遭遇したときに備えて、外出の際は催涙スプレーを携帯していると語った。子どもたちが心配だと話す住民もいた。
ミシェリン・フレデリック(Micheline Frederick)さんは地元局のABC7に、リスにかみつかれたり、首を引っかかれたりしたことについて、「いつのまにか金網マッチが始まっていて、負けていた」と語った。
ニューヨーク市の保健当局は、「ニューヨーク州の認可を受けた駆除業者」を呼ぶよう住民らに助言。「リスなどの小型げっ歯類の狂犬病感染が確認されることはあまりない」とした上で、狂犬病感染が疑われる動物を目撃した場合、地元当局に通報するよう呼び掛けた。
公園管理当局によると、ニューヨーク市に生息するリスの多くはトウブハイイロリスだ。公園管理当局は、人間を怖がらなくなるため、リスに餌を与えないよう警告している。
【翻訳編集】AFPBB News