木村拓哉、Snow Man目黒蓮と“初めて感”なし「すごく捉え方が良かった」

2020年11月30日

マイナビニュース

俳優で歌手の木村拓哉がこのほど、主演を務めるフジテレビ系スペシャルドラマ『教場II』(来年1月3日・4日21:00~)の取材に応じ、初共演となったジャニーズ事務所の後輩・目黒蓮(Snow Man)の印象を語った。

木村が警察学校“最恐”の教官・風間公親を演じる同ドラマは、警察学校という密室を舞台に、生徒たちの抱えるさまざまな葛藤や秘密が渦巻き、次々と巻き起こる事件を乗り越え、卒業していくまでを描くもの。目黒が演じるのは、風間の生徒で、冷静な観察眼を持ち、警察一家に生まれた杣利希斗(そま・りきと)だ。

そんな目黒について、木村は「“初めて感”が全くなかったし、すごく捉え方が良かった」と印象をコメント。ただ、「撮影現場でロケだろうがスタジオだろうが、顔を合わせたときに必ずしっかりあいさつしてくれるんですけど、もう覚えたよ!っていうくらい『Snow Manの目黒蓮です』って(笑)」と丁寧な説明が抜けなかったそうで、「どこかグループの代表として来てる意識なのか分からないですけど…」と推測した。

また、「グループで活動されているときのSnow Manとしての表現も頑張ってると思うんですけど、あんまりブンブンにアクセルをふかさなくても、むしろふかさないほうが魅力的なのかなと思います。本人にもそれは伝えたんですけど、すごく真面目だし、もっとドラマとか映画とかもっとやって、いろんな役をやってほしいなと思いました」とアドバイスしたそうで、それに対して本人からは「そういうことを言ってくれる人は初めてです」と言われたことを明かした。

目黒は、木村との初共演にあたり、「僕がジャニーズに入って、もうすぐ10年になるんですが、入所してからしばらくは全く自分の思うようにできなくて、デビューなんて絶対にできないであろう位置にずっといました。中学・高校くらいのときは、『辞めたい』と思うことが何度もありました。それでも仕事やレッスンには行かないといけない、行きたくないな…という憂鬱(ゆううつ)な気持ちで電車に乗っているときに、SMAPさんの『この瞬間、きっと夢じゃない』だけを永遠にリピートして聴いて、自分を奮い立たせていたんです。あの曲がなかったら心が折れていたと思います」というエピソードを披露。

その上で、「あの時にすごいパワーをいただいた方が自分の目の前にいて、お仕事できているんだというのがすごく感慨深かったです。今でもたまに聴きますが、聴くだけで当時のことを全部思い出して、涙が出ちゃうくらいです。当時は本当につらかったです。でも、そんなところにいた自分がこうやってご本人と一緒にお仕事できているというのは、人生本当に何があるか分からないなと思っています」といい、「今回せっかくご一緒できるので、その時間、緊張感、全てを味わえることは自分にとってものすごく勉強になるので、その空間を楽しみたいと思います。芸能界のトップを走られている方なので、お芝居についてどんなことを意識されているのかなどできる限り聞いて、勉強したいと思っています」と、大先輩から吸収する意欲を見せている。

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