2020年11月29日
アサジョ
NHK「第71回紅白歌合戦」の加藤英明チーフプロデューサーが11月24日、囲み取材に参加し、活動休止前最後の出場となるアイドルグループ・嵐についてコメントした。
加藤氏は「活動休止前最後の紅白ということで、今まさに、所属事務所とどうやってみんなの注目の集まるシーンを作りあげようか議論をしているところ」と現在も模索中であることを明かした。
しかし、嵐は紅白当日の大みそかに無観客による生配信ライブを開催すると11月12日にファンクラブサイトで発表。さらに毎年フジ系で放送されているジャニーズ恒例の「カウントダウンライブ」(通称・カウコン)にも出演すると言われ、つまり1日で3つのステージに登場することになりそうだ。スケジュール次第では移動を諦めて、紅白は単独ライブ会場からの中継ということもあり得る。
「引退や解散、活動休止などで紅白歌合戦をラストステージにしたのは1984年に一度引退した都はるみ、1992年に解散したチェッカーズ、2001年に一旦活動休止した郷ひろみ、2008年に活動休止した藤岡藤巻と大橋のぞみなどがいます。NHKは2016年にもSMAPのラストステージを紅白でと考えてギリギリまで交渉を重ねていましたが、結局出演辞退となりました。今回も嵐のラストステージは司会も任せて紅白に出ずっぱりで、という思惑があったはずですが、カウコンがラストステージになりそうですし、司会も結局、大泉洋が務めることに。どんどん当てが外れていっている状態です」(芸能記者)
ネットでは《嵐を盛り上げたいというか、出来るだけ嵐に注目させて紅白が視聴率取りたいんでしょうね》《変に嵐をメインに置いたような演出はしなくていい。彼らはライブがあるしね》《解散ではなく休止するだけだし、日本中が彼らの歌唱を見たい訳じゃないことにNHKも気づくべき》《白組は嵐中心のジャニーズ祭りですか?》《嵐のための紅白にならないように心がけてほしい》など冷めた意見が多数あがっている。
休止前最後の姿で高視聴率を稼ぎたいのだろうが、嵐だけの紅白ではないことにNHKは気づくべきだろう。
(柏原廉)