A.B.C-Z、主演作への熱い思い 江頭2:50作詞の主題歌を生歌唱

2020年11月16日

オリコン

 人気グループ・A.B.C-Z(橋本良亮、戸塚祥太、河合郁人、五関晃一、塚田僚一)が15日、神奈川・TOHOシネマズ川崎で行われた初主演を務めた映画『オレたち応援屋!!』の公開後舞台あいさつに登壇した。

 この日は、イベント開始前のお客へ向けた生アナウンスを五関が担当。MCを“ジャニーズものまね”が話題で、数々のバラエティー番組で活躍中の河合が務め、メンバー同士ならではの和気あいあいとした雰囲気でイベントを盛り上げた。

 約500人が集まり満席の会場を見て河合が「きょう来てくださったお客様はもう何回か観てくれているのかな?」と問いかけると、“5回”や“10回”、さらには“20回以上”と次々に手が上がり、「本当に!? 20回も観てくれてるの!? 鬼滅じゃなくて!?(笑)。うわ~うれしいです、ありがとうございます」と驚きながらも感謝でいっぱいの様子。五関は「それだけ観てくれていたら、3シーンぐらいは代わりに参加できるんじゃない!?」と驚きを隠せない様子で、塚田も「映画が公開されてから約3週間だから、始まってから毎日観ていただいているっていうことなのかな。うれしいね」と満面の笑顔を見せた。

 トークパートでは、本作が昨年の11月16日にクランクインしており、このイベントのちょうど1年前に撮影が始まったということが話題に。戸塚は、クランクインして最初の撮影について「僕が演じる大城戸が最初に撮影したせりふは『壮吉、どうした?』という森田への一言だったんだけど、それがやけに緊張したのを覚えています。『クランクインだ!』と思って意識しちゃって、ものすごく緊張していました」と当時を振り返った。

 五関は「僕が演じる白井は、AIの研究をしているのでパソコンを常に持ち歩いているんですよ。リュックの中にパソコンが入っているんだけど、最初はリュックをふくらませるためにタオルを丸めて入れてもらっていたんです。でも撮影初日の1シーン目が終わったあと、リュックを見た監督が『白井はそんなの持たん、パソコンしか持たん!』といって、すぐにタオルを抜かれた思い出があります」と裏話を披露。河合も「監督は、そういう小道具とかの細かいところまでこだわってくれていたよね」と明かした。

 本作のPR活動の中で、“オレたち応援屋に応援してほしいこと聞かせて!”と題して映画公式サイトで、ファンから応援依頼を募集し、映画公式SNSを通してA.B.C-Zからメッセージをお届けするなど、この1年間でたくさんの方々へエールを送ってきた5人。メンバーの中でも一番自分を応援してくれたのは誰?という話題では、河合は橋本の名前を挙げると「はっしーがすごいオレのファンみたいで。レコーダーに“河合郁人”の名前で登録して、出演したテレビ番組を録画してくれていると聞いて…昔からオレのことが好きだったんだな、ということが今年発覚しました」とうれしそうに明かした。

 橋本が「応援してますよ。郁人の番組を見るために、家に帰るのが楽しみですもん」と答えると、五関が何やら不満げな様子で「えっじゃあ何、この間マネージャーさんと『もし今後無人島に行ったりするサバイバルロケがあるなら、オレは絶対に五関くんと行きたい!』と言っていたあれはなんだったの!?」と、橋本からの愛を確かめようと問い詰める。それに対して橋本が「それは落ち着くからだよ、もちろん。だって一番好きなのは五関くんだもん」とにっこり答え、すかさず塚田が「えっ、じゃあこの前『今度一緒にドッグラン行こう』って言ってたのは何だったの!?」と流れに便乗するも、橋本が「いやそれは犬飼ってるからじゃん!(笑)」と思わずツッコミを入れるなど、息の合った掛け合いを見せた。

 そしてイベント終盤には、A.B.C-Zからスペシャルサプライズが。本イベントのテーマが「応援屋による“応援感謝祭”!」ということで、江頭2:50が作詞を担当したことでも話題となった主題歌「頑張れ、友よ!」を生披露。新型コロナウイルス感染予防対策を入念に行いながら、映画のイベントでは初となるパフォーマンスを届けた。劇場に集まった約500人のファンは、発声ができない代わりに、大きな拍手でA.B.C-Zからのエールに応え、会場は大盛り上がり。歌唱後には河合が「大丈夫ですか、手痛くないですか? 後でちゃんと冷やしてくださいね」とファンを労った。

 イベントの最後に、塚田は「僕たちA.B.C-Zの5人が主演でやらせてもらっていますが、ジャニーズJr.の子達や俳優さん、女優さん、そしてスタッフさん、本当にいろいろな方々が携わってくださり、出来上がった作品です。この作品をみなさんに観ていただけることを本当にうれしく思っています。まだまだ公開は続きますので、よろしくお願いいたします!」とコメント。

 五関が「この映画を観て、僕たちからのエールや元気・笑顔を受け取っていただいて、ぜひ今度はそれをみなさんが周りの方々にも分けてあげてほしいなと思います」と語ると、戸塚も「こうして映画館に足を運んでくれて、この映画を応援してくれて、僕たちを応援してくれて本当にどうもありがとう。僕たちはみんなの応援でこれからもどんどん輝きを増していくから、僕らを見てみんなもどんどん輝いちゃってください。一緒に輝いていこうね」とファンの方々への思いを伝えた。

 橋本は「映画『オレたち応援屋!!』はまだ始まったばかりです。20回観てくださった方もいらっしゃいますが、皆さんそれに負けないくらい、たくさん観ちゃってください! そして、今年もまだまだ終わらないと思っています。まだライブもありますし、無事に公演ができるように祈っていてください」と、また会えることを楽しみにしているファンの方々へメッセージを寄せた。

 河合は「公開してからもこうして皆さんに応援していただいて…同じ作品を映画館で20回も見ていただけるのってなかなかないじゃないですか。学生さんやお仕事をされている方もいて、その中で時間を作って観てくれているわけですから。本当にありがとうございます。これからもA.B.C-Zはまだまだ前に進んで、もっともっと上にのぼって活躍していきたいと思っておりますので、これからも応援よろしくお願いいたします!」とファンへの感謝とグループへの熱い想いを語り、イベントを締めくくった。