2020年10月20日
映画.com
ジャニーズJr.「美 少年」の浮所飛貴が、累計発行部数250万部を突破したコミックを実写化する「胸が鳴るのは君のせい」で映画初主演を果たすことがわかった。あわせて、ヒロインを白石聖が務めることが決定した。
紺野りさ氏が「ベツコミ」(小学館刊)で連載した原作は、親友のように仲が良い友達への恋心を通し、全ての“片思い経験者”の胸を鳴らす、眩しい青春ラブストーリー。転校生の有馬隼人と、有馬を一途に思い続ける篠原つかさを軸に展開される不器用な恋模様や、友達同士だからこその不意打ちのときめきが、多くの読者の共感を呼んだ。
浮所が演じる有馬は、普段はクールでひょうひょうとしているが、つかさからの片思いを知りながらも変わらず友達として接する優しさ、時折見せる笑顔が魅力のキャラクターだ。「今年の夏のドラマでお芝居に初挑戦をして、演技の楽しさを知ることができた直後の作品なので、本当に嬉しく思っています。しかも主演映画という大変貴重な機会をいただけたので、最初は緊張もありましたが、今では毎日楽しみながら撮影しています」と語り、自身の役どころについて言及する。
浮所「僕が演じる有馬くんはクールで、学校にいたら絶対にモテるだろうっていう男の子。僕から見てもすごくカッコよくて、脚本を読みながらにやけちゃうくらい、きゅんきゅんしました。僕自身が全然クールではないので(笑)。余裕そうな表情や自分の年齢よりも大人っぽい雰囲気を意識して、有馬くんに近づけるようにしています。スタッフ・キャストが一致団結して、たくさんコミュニケーションを取りながら、素敵な作品が作れたらなと思います。きゅんきゅんしてもらえる映画にしたいなと思っているので、楽しみにしていてください!」
白石が扮するつかさは、一度フラれてしまっても“片思い”を諦めない真っすぐなヒロインだ。「原作のつかさの魅力を守りつつ、実写だからこそ表現できることはなんだろうなと試行錯誤をしていますが、とにかく『有馬が好き!』という気持ちがブレないことが一番大事だと思ってお芝居をしています」と告白。初共演となった浮所について「率先して現場の空気をなごませてくれて座長としてとても頼もしいです」と話しつつ、「この作品を通してきゅんきゅんしたり、誰かのことを思ったり好きになったりするのは素敵な事だなと感じてもらえるような、あたたかい作品になればいいなと思っていますので、是非楽しみにしていてください!」と語っている。
本作の監督を務めるのは高橋洋人。「SPEC」シリーズや映画「悼む人」など、数多くの堤幸彦監督作品で監督補や編集ディレクターを担当し、長編映画デビューを飾った。「浮所君が演じる有馬はクールなだけではない人間味があり、白石さんが演じるつかさは可愛らしいだけじゃない真っすぐさがあり、彼らの魅力と役の魅力が素晴らしいバランスで物語に映し出されています。素敵なキャスト・スタッフに囲まれ、映画初監督の私も大変助かっております」とコメントを寄せている。
「胸が鳴るのは君のせい」は、「ごくせん」「1リットルの涙」「花咲舞がだまってない」など数々の人気テレビドラマを手がけた横田理恵が脚本を担当。2021年に全国公開。