山下智久、海外進出のウラにあった“ゴリ推し”をドラマプロデューサーが暴露!

2020年9月3日

週刊女性PRIME

「ごめんなさい……ごめんなさい……」

 この懺悔は彼の代弁なのだろうか。8月22日の夜、SNS上でライブ配信をしていたスタイリストの野村昌司氏が悔しそうに顔を歪ませながらそうつぶやいた。

「野村さんは、山下智久さんの出演作の多くで衣装を担当しているスタイリストです。プライベートでの親交もあり、長年仕事をしてきた“戦友”ともいえる人。配信では、野村さん自身に心ないメッセージが送られてくる、と話していました。名前は出しませんでしたが、どうやら山下さんのことで中傷を受けているようでした」(山下のファン)

“山下さんのこと”というのは先日、彼が起こしたスキャンダルのことだ。

「山下さんは、7月下旬に亀梨和也さんとともに都内飲食店へ。そこに2人の未成年女性が同席しており、ともに飲酒していたことが発覚しました。明け方まで飲んだあと、亀梨さんは帰宅。山下さんは同席していた“現役女子高生モデル”をホテルに誘い、一夜をともにしました。ジャニーズ事務所からは“2人とも未成年とは知らなかった”と発表されましたが、結局、亀梨さんは厳重注意、山下さんは一定期間の活動自粛となりました」(スポーツ紙記者)

海外ドラマの裏側をPが暴露

 山下と深く関わっていたことで、野村氏もいわれのない被害を受けていたようだ。涙を浮かべ、言葉を詰まらせながら話す姿には、ファンも動揺を隠せない。

「山下さんは悪くない、誰かにはめられたんだ、というようなことを言いたかったんだと思います。名前を出したり、ストレートに伝えたりすることは、本人のコメントが出ていない状態ではさすがにできないでしょうから。そういったやるせなさや悔しさが、野村さんの涙を誘ったんでしょう」(前出・山下のファン)

 そんな山下は最近、動画配信サービス『Hulu』によって世界30の国と地域で配信されている海外ドラマ『THE HEAD』に出演した。海外の実力派俳優とともにメインキャストのひとりに選ばれたのだ。

「『THE HEAD』は、ヨーロッパ最大級の映像スタジオが製作を担当しました。アメリカの権威あるドラマ賞、エミー賞を受賞した世界的ヒットドラマの製作陣も参加する超大型の連続ドラマです。山下さんは熱心で将来有望な微生物学者、アキ・コバヤシを演じました」(映画ライター)

 同作は、第1話の配信開始直後から、週間視聴者数ランキングで総合1位を獲得。人気コンテンツを多く有するHuluの中でも好成績を収めている。

「山下さんは劇中、流暢な英語を全編にわたって披露しています。その会話力は、現地メディアの取材も通訳なしで対応できるほど。それも彼の“海外志向”の表れでしょう。海外での活動にさらに力を注ごうと、昨年にはハリウッドスターのウィル・スミスさんが経営する芸能事務所と業務提携しています」(芸能プロ関係者)

 だが、この国際的なドラマ出演には、少し気になることがあった。それを明かしてくれているのは、『THE HEAD』のエグゼクティブ・プロデューサー(製作総指揮)を務めたラン・テレム氏だ。

「テレム氏がアメリカのエンタメ産業の業界紙『Variety(バラエティ)』の取材に答え、『THE HEAD』の配役についての裏側を“暴露”しているのです。そこにはあまり“本意”ではなかった様子もうかがえて……」(前出・映画ライター)

 テレム氏はインタビューの中で、日本の“ある会社”が山下を猛プッシュしてきた、と語っている。

《『Huluジャパン』がこのプロジェクトに参加するにあたって、彼らはメインキャストの中に、日本で人気の俳優を盛り込もうと考え、具体的な1人の人物の参加を強く希望したんだ》

“具体的な1人の人物”というのは、もちろん山下のことだ。

「山下さんを推薦したのは事実」

《山下智久は、最初から候補の筆頭だった。Huluジャパンには採用してほしい、理想とする男がすでにいたんだ》

 日本からの“山下ありきのゴリ押し”ともとれるが、その理由もテレム氏は読み解く。

《200万人の国内ユーザーを抱えるHuluジャパンが山下を起用することは理に適っているし、山下自身も俳優としての国際的な知名度を高めるチャンスだと考えていたんだろう》

 山下が出演することで、視聴者の興味を引きつけることができるという『Huluジャパン』の目論見があり、そこに海外での活躍を望む山下の思惑が一致した、ということなのだろう。

「海外作品が人気を獲得するために、放送する国のスターをキャスティングしたり、芸能事務所や代理店などが、推薦したい役者や、人気のある役者をキャスティングすることは珍しくありません。ただ、関係者が“そういうことがあった”と明かしてしまうことは、かなり珍しいですね」(前出・映画ライター)

 山下の猛プッシュについて、Huluジャパンに問い合わせると、

「本作は、Huluジャパンも製作に参画している作品になります。山下さんを日本側から推薦させていただいたことは事実ですが、最終的な判断をしたのは、製作を担当した映像スタジオです」

 テレム氏が裏側を暴露したバラエティ紙には、山下本人も取材を受けており、

《世界的に活躍の場を増やしたいと考えている》

 と夢を語っていた。日本でドラマや映画に出演する際は当然のように主役であり、ある種の“特別扱い”が当然となっている山下。『THE HEAD』では、まったく対照的な“知り合いのいない”撮影現場だったため、苦労したのかと思いきや、

《楽しんでいる》

 と答え、次のようにインタビューに語っている。

《撮影に来てから、とても落ち着いてます。こういう環境で仕事をしていると、駆け出しのころ、全然人気がなかったときを思い出して、とても懐かしい気持ちになります》

 自分の新たな才能を引き出してくれた製作チームのため、涙を流すほど心配してくれる“戦友”のためにも立ち止まっている時間はない。

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