2020年7月22日
東スポWeb
KAT―TUNの亀梨和也(34)が21日、都内で行われた主演映画「事故物件 恐い間取り」(8月28日公開)の完成記念イベントに出席した。
事故物件住みます芸人として活動する松原タニシが、実体験を基に描いた著書「事故物件怪談 恐い間取り」の映画化。亀梨は売れないお笑い芸人・山野ヤマメを演じ、テレビ企画で事故物件に住むことになり、様々な恐怖体験に襲われる、というストーリーだ。
トップアイドルが売れない芸人を演じ、関西弁で漫才やコントを披露するギャップについて亀梨は「いままではステージに立って、冷たい視線を受けることがなかった。自分はラッキーだったんだなと、改めて感じた。(この役で)何をやっても響かないというのは一番ホラーですよ」と振り返った。
共演した奈緒(25)は、亀梨の忘れられないエピソードを披露。終日撮影で、翌朝も別の仕事があり疲れていた奈緒に、ひと足先に帰った亀梨から焼き肉弁当の差し入れをもらったという。
奈緒が「会話で何げなく、タン塩が好きって言ったのを覚えてくださっていて、単品のタン塩までいただいた。一生忘れられません」と感激すると、亀梨は「ついつい(スター性が)出ちゃいまして。勝手に出ちゃうのが恐怖ですね」と笑いを誘った。
初のホラー映画に慣れない関西弁を強いられた亀梨。テレビ局関係者は「コロナの影響で亀梨と山下(智久)が主演した『野ブタ。をプロデュース』(日本テレビ系)が再放送され、ファンだけでなく、多くの人に改めて亀梨の存在感を見せつけた。注目が集まっている状況で映画に入れるのはいい流れ」と話す。
メガホンを取ったのは「リング」や「スマホを落としただけなのに」などのホラー映画で知られる中田秀夫監督。「Jホラーの新しい形」と同監督が位置づける作品という点でも今夏のヒット作になるかもしれない。