ダイエットに必要なものは2つあった 18キロ減量した医師直伝「W効果」って?

2020年7月11日

BOOKウォッチ

「コロナ太りを解消したい!」
「やせて、水着をかっこよく着こなしたい!」

 そんな悲鳴が聞こえてきそうな季節。今、体形に悩んでいる人におすすめしたいのが、2020年7月10日に主婦の友社から発売された『糖質オフとプチ断食のW効果でやせる!不調が消える!』だ。

 監修は、医師の清水泰行先生。札幌市にある新川新道整形外科病院の副院長で、ペインクリニックでは痛みの治療にあたるとともに、その原因として栄養不足や糖質過剰などの食事を指摘し、食生活の改善・指導などを治療に積極的にとり入れている。

 清水先生は、健康診断をきっかけに糖質オフダイエットに取り組み、マイナス18キロを達成した。その経験と、実際に診療で行った食事療法のうち、最も効果があったやり方に基づいて確立された「糖質オフ×プチ断食」というダイエット法をわかりやすく解説している。

「糖質オフ×プチ断食」の基本ルールは2つだけ。

糖質オフ=1日の糖質量を130グラム以下にする。
プチ断食=朝ごはんを飲み物に置き換え、15時間は食べない時間を作る。

 なぜこの2つだけでOKなのかは、「理論編」で説明している。本書によると、太る原因はそもそも「糖質のとりすぎ」だという。糖質をとりすぎて血糖値が上がると、体内でインスリンが大量に分泌される。このインスリンが細胞にブドウ糖を送り込み、余ったブドウ糖が体脂肪に変わってしまうのである。さらに、インスリンの作用によって脂肪の分解が抑えられてしまうため、脂肪を燃焼してエネルギーにすることができなくなる。

 そこでダイエットの鍵となるのが、

1、糖質オフで血糖値の波を穏やかにし、太りにくい状態をつくる。
2、プチ断食でインスリンの分泌を抑えて、脂肪をエネルギーに変えやすく=やせやすくする。

の2点だ。

 本書では、糖質オフを無理なく続けられる、「おかずたっぷり&ご飯少なめ」のさまざまなレシピが掲載されている。プチ断食のための、朝の置き換えドリンクや満足できる”かさ増し”テクニックなど、「継続できる」ダイエットに必要なアイデアが満載だ。

「糖質オフ×プチ断食」の組み合わせは、マイナス18キロを達成した経験と、医師としての知見に裏打ちされたダイエット法。今、体形に悩んでいる人は手に取ってみてほしい。

書名:  糖質オフとプチ断食のW効果でやせる!不調が消える!
監修・編集・著者名: 清水泰行 監修
出版社名: 主婦の友社
出版年月日: 2020年7月10日
定価: 本体1,300円+税
判型・ページ数: A5・128ページ
ISBN: 9784074429400
備考: 電子書籍あり

(BOOKウォッチ編集部)