「手越くんはLINEで『全て計画通り』と豪語」現役“手越ガールズ”が明かす退所会見のウラ側

2020年7月3日

文春オンライン

 6月19日でジャニーズ事務所を退所した元NEWSの手越祐也(32)は、同月23日に都内で会見を行った。

《いろいろ報道を僕自身もずっと見てきまして、自分の口から早く話したかったんですけど、なかなかその機会がなかったので、今日、こうやって皆さんの前で、今までの流れだったり、いろんな人への感謝だったり、野望・展望をお伝えできたらと思いますのでよろしくお願いします》

 冒頭でそう話した手越は、自身の主張を記者に対して語りだした。これまでの2度にわたる“ステイホーム破り”などの報道を受け《あまりに事実と違う報道が多すぎたので、早く自分の口で、自分の気持ちを伝えていかなければいけないなと思っていたのですが》と、自粛期間中の外出についての持説を展開している。

自粛中に2度行われた会合

 いわく、緊急事態宣言下での1度目の会合は《医療従事者としていろんなボランティアだったりとか、人の命を助ける、っていうことの何かお手伝いだったりをできないかっていうような内容が話し合われていた会》で、《「銀座で、創作和食で、四つ角に男ていうのも」という配慮》から、相手男性と手越が女性を連れて参加したという。手越が連れていたのは《ステイホーム期間にしっかり家にいた人たち。コロナウイルスに感染してもめんどくさいので、ちゃんと家にいたというのを確認した女性》なのだと主張している。

 2度目の六本木のラウンジやバーで行われた会合については《まあ僕はゲームが大好きなので、そのゲームのグラフィックだったり、僕をゲームの中のグラフィックで使ってくださいませんかねっていう打ち合わせの一環》だったという。

 そのほかにも会見では質疑応答を含めて約2時間に渡り、ジャニーズ事務所やNEWSメンバーへの感謝、今後の展望などについて語った。最後には記者からの求めに応じ、「テイ!」のポーズを披露して会見は終了した。

様々な芸能人からの苦言

 しかし会見の翌日から、ワイドショーなどでは様々な芸能人が手越に対して苦言を呈している。

「『バイキング』(フジテレビ系)では、お笑いコンビ『おぎやはぎ』の小木博明さん(48)がシニカルな感じで緊急事態宣言下での会合を批判していました。そもそも相手の医療従事者が《1人女性を連れていきます》と言っていたことに『当たり前のように言うから。向こうが1人連れてくるんでって』と笑いながらコメント。さらに『(手越には)チャラいイメージがあったけど、きのうの会見を見ていて、全部そういうものを超越しているなというか。この人は何でもありというか、話が通じない人なんだと思った』と呆れていました」(芸能記者)

「スッキリ」(日本テレビ系)MCの加藤浩次(51)も、手越の会見には違和感を持ったようだ。

「加藤さんは外出自粛期間中の会食について『金策で困っていても家にいた方もいる。緊急事態宣言が出てるということで、人にうつしちゃいけないという気持ちで家にいた方もいるわけ。そういう方の気持ちをちょっと汲んでほしかった』『情報交換だったらリモートでできたでしょ』と痛烈に批判していた。手越くんの《コロナウイルスに感染してもめんどくさいので、ちゃんと家にいたというのを確認した女性》を誘ったのだという発言には、『それは違うって手越くん。己が彼女たちにうつす可能性もある』と厳しい表情で話していました」(同前)

 そして6月28日には“辞めジャニ”の大先輩もこの会見に言及している。「ワイドナショー」(フジテレビ系)に出演した、元SMAPの中居正広(47)は手越の会見について、「会見のガイドラインがあるわけでもない。一発勝負。それは荷が重いと思います」と語ったのだ。

その場に居合わせた関係者は……

 2度目の“ステイホーム破り”を行った5月23日夜、記者は手越が六本木のラウンジやバーで朝まで酒盛りをしていたことを確認している。その場に居合わせた関係者が語る。

「この日の会合について、会見では《打ち合わせの一環》だったと話していますが、ラウンジを2件ハシゴし、その後バーで朝の5時過ぎまで飲み明かしている。そこではいつもの飲み会のようにテキーラをガンガン飲んでいました。『週刊文春でーす!』と声を上げてふざけたり、『文春、もっと細かく書いてよ! もっとちゃんと書いて! 毎回見ると、え? それだけ?って思うよ(笑)』と話したりもしています。《打ち合わせの一環》というには無理がある(苦笑)」

“手越ガールズ”たちは会見を見て……

 思いがけず批判が集まってしまった会見だが、 “手越ガールズ”たちはこの会見をどう見たのだろうか。「約4年前に飲み会で出会って以来、定期的に会う関係」だという女性A子さん(20代)はこう語る。

「そうですね……まず思ったのはよく喋るなと(笑)。普段から積極的に話題を出して話していく感じだけど、あんなに饒舌に喋っているのは見たことありません。でも取り繕っている感じはしませんでした。彼はいい意味でも悪い意味でも裏表がないタイプなので、普段の手越くんそのままでした。批判を浴びていますが、“ステイホーム破り”も自分にとっては必要なものだったんだと、ただただ純粋な気持ちで説明したかったんだと思います。

 ただ、会食に誘った女性が《ちゃんと家にいたというのを確認した女性》というのは嘘だと思いますよ。3~4月頃、手越くんから『まったり飲もうよ』とか『遊ばないー?』と3、4回誘われましたが、『コロナやばくない?』と伝えても『タクシーで移動すればいいじゃん』と返されました。私がステイホームしていたかどうかの確認はありませんでした。誘われた時はコロナでも誘ってくるなんて相変わらずチャラいなって思っていました」

 手越は会見で《僕自身がいま32歳ということで、5、6年前から心のどこかで退所というか、もっと男としてチャレンジしたいなというのが正直ありました》と以前からジャニーズ事務所退所について考えていたと語っているが、A子さんにこんな悩みを吐露することもあったという。

NEWSへの愛はあるが『ジャニーズを辞めた方が稼げる』

「自分の名前を出して、事業をやりたいということは常々話していました。でもジャニーズ事務所に居るうちはできないと。『ジャニーズを辞めた方が稼げる』ということも話していました。手越くんの周囲には、弁護士や医者、経営者が多いので、周りに影響されたのかもしれません。

 会見でも海外の話をしていましたが、海外志向も強かった。『日本のアイドルは童貞であれっていう風潮がよく分かんない。海外だったらジャスティン・ビーバーとか、薬をやっても音楽がちゃんとしてるからファンが離れないのに、日本の芸能界はプライベートまで詮索されて、ヤーヤー言われるのは理解できない』と不満を溢していて、『海外に住みたい』とよく言っていました」 

 A子さんはこれまでに手越と何度もLINEでやりとりをしており、履歴には2人仲睦まじいメッセージのやりとりが残っている。A子さんは手越の自宅へも何度も足を運んだことがあるという。

「会見で《僕は、ジャニーズ事務所はもちろんですけど、とにかくNEWSが大好き、いまだに大好きです。今でも家ではNEWSのツアーTシャツを着ています》と話していましたが、実際に手越くんはジャニーズ事務所関連のTシャツや、NEWSのツアーTシャツを部屋着にし、頻繁に着ていた。私も部屋着として借りたことがあります。『東京ドームのステージで何万人もの前で歌って踊れることってNEWSだからできることなんだよね』と話していたので、NEWSやジャニーズに対する愛はあったと思います」

手越ガールズは“男性経験が少ないウブな感じの子”

 A子さんに自分は“手越ガールズ”だと思うかと質問したところ「そうだと思いますよ」と答えた。

「手越ガールズの定義ですか? 手越くんが呼んだらすぐ来る都合のいい関係の女の子たち、かな(笑)。手越くんは本当に女の子が好きで、女性関係で批判的な報道が出たときには、『仕事は手を抜かないで一生懸命やってるんだし、女の子と遊ぶことが俺にとってのガソリンなんだから別にいいじゃん。なんで女の子と仲良くしただけでこんなに言われないといけないの? 人類なんて男と女の2種類しかいないわけだし、その1種類としかいちゃいけないってこと?』と愚痴を溢していました」(同前)

 手越は会見で《「手越ガールズ」「手越キャバクラ」という言葉は文春オンラインが付けた言葉なので、僕はそうだとは思っていないんですけども、手越ガールズというものが一体どういうガールズなのか僕もよくわかっていないので、なかなか質問に答えるというのは難しいと言えば難しい》と語っている。

 しかし、「約2年前に知り合った」というB子さん(20代)は、「“手越ガールズ”という言葉は港区のバーやラウンジでよく耳にした」と明かす。

「手越くんの友達が『今日は“手越ガールズ”来るの?』とか、女の子同士で『私たち“手越ガールズ”だもんね』なんていう使い方をしていました。みんな割り切っているので、手越くんと女性タレントの報道が出ても『またやっているな』という感じの人が多いと思います。

 手越ガールズになる条件は、手越くんの隣でスマホをいじらないこと。写真や音声をとられないための対策もあると思いますが、スマホをいじるとすごく怒るんです。お酒が飲めて、会話が面白いと気に入られやすいようですが、手越くんの好みのタイプであればあまり関係ない。彼は意外に男性経験が少ないウブな感じの子が好きなんですよ」

グアムで「部屋に入った瞬間馬鹿みたいにはしゃぎだして……」

 B子さんは一体どこで手越と知り合ったのだろうか。

「グアムでナンパされたんです。手越くんは会見で《実業家だったり日本を引っ張っている日本のリーダーの方々と普段交流をさせていただいていて》と話していましたが、グアムでも20代半ばのバー経営者や40代のカーディーラー、40代のスポーツトレーナー、現地のお医者さんと一緒に行動していました。ナンパされた後にみんなで飲んでいると、グループLINEかなにかで手越くんから指示が行くようで、ディーラーの男性から『もっと手越くんのところ行きなよ』と言われ、手越くんの近くに移動することもありました」

 B子さんは手越が宿泊していた高級ホテルにも足を運んだのだという。

「手越くんが泊っていたのは複数の部屋が繋がったコネクティングルームでした。手越くんの友達と私の友達と3人で先に部屋へ入り、後から手越くんが入ってきた。部屋に入ると手越くんの様子が急に変わって、歌ったりとか踊ったりとかふざけだしておかしかったです。飲み会では、クールでアイドルっぽかったのですが、部屋に入った瞬間馬鹿みたいにはしゃぎだして、『あったかいんだから~』と芸人のクマムシの替え歌を歌ったり、USAを歌って踊ったり。なかでも打ち上げられたマグロのモノマネをする手越くんに人工呼吸を求められたことが一番印象に残っていますね(笑)」

手越から送られてきた『全て計算通り』のメッセージ

「約5年前、手越くんの友人の紹介で知り合いました」というC子さん(20代)も「私たちが“手越ガールズ”と呼ばれていることは本人も知っていると思います」と語る。

「手越くんの友達が“手越ガールズ”という言葉を使っているのを何度も聞いたことがあります。逆に手越ガールズの間では、陰で手越くん本人を“ポッポ”と呼ぶこともあります。理由は、携帯アプリの『Pokémon GO』ってあるじゃないですか。あれって歩き回っていろいろなポケモンを探すゲームなんですが、どこへ行ってもいる鳥のポケモンキャラで“ポッポ”というのがいるんです。手越くんは遊びまわっていてどこへ行ってもいるから、『また“ポッポ”いるね(笑)』みたいに言われていました」

 記者がC子さんに手越ガールズである証拠を見せてほしいと言うと、手越の自宅で撮影したという写真を見せてくれた。

「この写真は2015年6月に撮ったものです。バーで飲んだあと、その場にいた女の子2人と一緒に手越くんの自宅へ誘われたんです。手越くんは「翌日は休みだから」と遊び足りないようでした。自宅ではほとんど飲まずにすぐに寝てしまいましたが……。この写真はその翌日に撮影しました。手越君は2013年に放送された『24時間テレビ』(日本テレビ系)のチャリティーTシャツを着ていました。嵐の大野智さんと草間彌生さんがコラボしてデザインしたものだそうです」(C子さん)

 芸能界や手越ガールズから数々のツッコミを受ける手越の会見だが、手越はC子さんにこんなLINEを送っている。

「知り合った当時は同じNEWSのメンバー・小山慶一郎さん(36)の行きつけのバーや、手越くんが当時住んでいたタワマンの一室で遊ぶことが多かったです。ずっと関係が続いていたので、今回の2度に渡る自粛期間中の外出でジャニーズ事務所から芸能活動自粛の処分となった時に、『だいじょうぶ? いろいろと』とLINEを送ったのです。が、『俺が大丈夫じゃないわけないやんw』とやたら強気な返信がありました。さらに続けて『全て計算通り』だと。いつも通りポジティブな手越くんでした。要するに、芸能活動自粛になったこともふくめて“全て計算通り”、ということなんだと思います。

 会見は終始言っていることがよくわからないなとは思いましたが、よくも悪くも明るくて手越くんらしかった。あれも計画通りってことなんでしょうか」(同前)

 手越が会見で口にした《日本やジャニーズ事務所がステイホームを呼びかけている中で、僕の未来の夢のために出てしまったという軽率な行為をしてしまったということは僕ももちろん反省をしてます》という言葉と、芸能活動自粛処分が下った直後の「全て計画通り」という言葉には乖離があるが、手越の真意はどこにあるのだろうか。

 会見に同席していた弁護士に文書で事実関係を確認したが、期日までに回答はなかった。

 7月3日(金)21時から放送の「文春オンラインTV」では、本件について取材担当記者が詳しく解説しする。

(「文春オンライン」特集班/Webオリジナル(特集班))