今井翼連ドラ出演決定 手越とは違う?異例の退所ロード

2020年6月23日

東スポWeb

 完全復活ののろしだ!! 2018年にジャニーズ事務所を退所し、今年4月から松竹エンタテインメント所属で活動している俳優の今井翼(38)が、ついに連続ドラマに出演することが本紙の取材で分かった。8月13日スタートの日本テレビ系「おじさんはカワイイものがお好き。」で、準主役級の登場人物を演じる。今井は、NHK大河ドラマ「麒麟がくる」に単発出演したことが話題になったが、連ドラは退所後初。もちろん、かつての“相棒”も全面的な支援を約束しているという――。

今回、今井が出演するのは、漫画家・ツトム氏の同名作品を原作にした「おじさんはカワイイものがお好き。」。イケメンで仕事もできるが、カワイイものに目がない小路課長(眞島秀和)に対して、ライバル意識をむき出しにする鳴戸課長を演じる。

 事情を知る関係者は「主演が眞島なので、今井は準主役級といったところ。2人が繰り広げる小競り合いをコミカルに描きます。本来は7月期に放送する予定だったんですが、新型コロナウイルスの影響で、8月13日スタートの全5話になりました。今井はかなり気合が入っているようです」と明かす。 

今井の連ドラ出演は2017年6~7月に放送された「屋根裏の恋人」(フジテレビ系)以来、実に3年ぶり。今回は髪形を七三分けにし、メガネを掛けたエリート風の外見なのに、小路課長の揚げ足を取ろうと機会をうかがうギャップがファンには新鮮に映りそうだ。

「今井は18年3月に持病だったメニエール病が再発したため、芸能活動がままならなくなった。治療のめども立たず、結局、同年の9月に滝沢秀明とのユニット『タッキー&翼』は解散。そしてジャニーズ事務所退所を余儀なくされてしまった。それだけに、連ドラが決まったことは、本人にとって大きな前進と言える」(同)

 今井は退所後、体調が改善し、今年2月に親交のある片岡愛之助主演の舞台「NOBUNAGA」で復帰。4月10日公開予定だった映画「プラド美術館 驚異のコレクション」(7月24日公開)では日本語版ナビゲーター(ナレーション)を務め、同月には愛之助らが所属する松竹エンタテインメントへの所属も決まって、俳優として本格復帰の機会をうかがっていた。

 そして、今月7日には、ついに長谷川博己主演の大河ドラマ「麒麟がくる」の第21回「決戦!桶狭間」にゲスト出演するに至ったのだ。

「今井演じる毛利新介が、今川義元(愛之助)を討ち取るシーンは話題になりました。圧巻だったのは、今井がジャンプしてやりで片岡を一撃するところ。20キロもの重さのある鎧兜(よろいかぶと)を身に着けているのに、ワイヤで2メートル空中につり上げたそうです。それでダイナミックな演技につながりました」(芸能プロ関係者)

 そんな今井が連ドラに挑むのだから、期待せずにはいられない。あるテレビ関係者はこう話す。

「ジャニーズを退所して、のびのびと俳優業を楽しんでいます。今後はアイドル時代にはできなかった犯罪者や恋敵などを好んで演じたいとか。また、スペイン語が堪能な今井ですが、今は英語も必死に勉強しているそうなので、海外進出も視野に入れているんじゃないでしょうか」(テレビ関係者)

 もちろん、かつての相棒であり、現在ジャニーズ事務所の副社長でもある滝沢秀明氏(38)も喜んでいるという。

「何かあればタッキーは全力で支えていく考えです。今井もその友情に応えようと役者として精進する覚悟なんですよ。それぞれ道は違いますが、エールを交換する関係は今後も続きそう。遠い未来に“再タッグ”なんてこともあるかも(笑い)」(同)

 素行不良やルール違反が原因でやめた元NEWSの手越祐也(32)とは異なり、あくまで体調不良でジャニーズ事務所を抜けた今井。これまで退所したジャニタレにはなかったレアケースになりそうだ。