日テレ「未満警察」中島&平野に立ちはだかる“15年前の壁”

2020年6月1日

東スポWeb

 緊急事態宣言が解除され、各テレビ局が4月期ドラマの撮影を再開させることを発表するなど、芸能界も徐々に動き始めた。そんな中で心配されているのが、「Sexy Zone」中島健人と「King&Prince」平野紫耀がダブル主演する「未満警察 ミッドナイトランナー」(日本テレビ系)だ。

 土曜午後10時の枠で4月スタート予定だった同ドラマは、新型コロナウイルス感染拡大の影響で撮影がストップ。代わりに「KAT-TUN」の亀梨和也と山下智久が出演した2005年のドラマ「野ブタ。をプロデュース」が再放送された。すると15年前のドラマにもかかわらず、高視聴率を叩き出したのだ。

「野ブタ」は当初、第1話と第2話だけ放送する予定だったが、あまりの人気に今月20日まで、全10話放送されることが決定。本紙で既報したが、翌週の27日に「未満警察」の初回が放送される予定になっている。

 いよいよ放送が近づいてきたが、それとともに不安な声も局内では上がっている。番組関係者は「いざ放送してみたら、『野ブタ』の視聴率に及ばなかったらどうしよう、という不安ですよ。ジャニーズとがっぷり組んでのドラマですから外すわけにはいかない。もし『野ブタ』を下回ったら目も当てられません」。

 そういう事態にならないよう、「野ブタ」の放送時には繰り返し「未満警察」のPRを放送。先月30日の音楽特番「Premium Music特別編」では中島と平野が司会を務めた。それほど力が入っている。

 前出の関係者は「ジャニーズ内では、嵐が年末で活動休止になるなら『ポスト嵐の最右翼はキンプリ』とも言われています。でも『未満警察』がコケてしまえば、日テレとしても今後、キンプリの起用にも影響が出てくるかもしれない」。

 15年前の「ジャニーズドラマ」が大きく立ちはだかるとは何とも皮肉だが、それに打ち勝つことはできるのか?