嵐活動休止でも松本潤は絶好調 ファンも期待するクリエイターとしての魅力

2020年10月21日

日刊ゲンダイDIGITAL

 活動休止まで3カ月を切った嵐。冠レギュラー番組は年内で終了し、「VS嵐」(フジテレビ系)は相葉雅紀(37)の「VS魂」にリニューアル。相葉率いるレギュラーメンバーたちが、ゲストを迎えて対決するゲームバラエティーというコンセプトを引き継ぐ。

 「嵐にしやがれ」(日本テレビ系)は、櫻井翔(38)がMCを務める「1億3000万人のSHOWチャンネル」に。有名人や一般視聴者から「やってみたい」「見てみたい」こと・映像を募集し、櫻井らが中心となって実行する。櫻井は13年にもグループレギュラーだった「ひみつの嵐ちゃん!」(TBS系)が終了した際に、新番組「今、この顔がスゴい!」にソロで継続。同番組はその後リニューアルを重ねながらも、今も「櫻井・有吉 THE夜会」として残っている。二宮和也(37)の「ニノさん」(日テレ系)は今年、時間移動して拡大。主演映画「浅田家!」が「第37回ワルシャワ国際映画祭」国際コンペティション部門で最優秀アジア映画賞を受賞し、俳優業も話題に。

 対して、ソロでレギュラーがゼロなのは、来年以降芸能活動休止する大野智(39)と松本潤(37)。現在は、嵐のデビュー日にあたる11月3日に東京・新国立競技場で開催する無観客のオンラインライブ「アラフェス2020」の舞台演出に心血を注いでいるともっぱらである。

 ファンクラブ限定の1部(16時半~18時半)と一般視聴が可能の2部(19時~21時)で、セットリストを変えて放映予定。収録型の配信ライブとしては4800円という高額チケットになっている。同イベントの特設サイトは動画配信も満載で、ライブに向けてファンの気持ちが高まるコンテンツが充実。聖地・国立は嵐21年の総決算となりそうだ。

「マツジュンが舞台プロデュースに興味を持ったのはジャニーズJr.時代からです。タッキー(滝沢秀明ジャニーズ事務所副社長)がJr.を束ねる一方で、舞台演出もしていた姿に刺激され、ジャニーズのライブで使う音源や映像をタッキー宅で編集するようになったのです。演出を任されたこともあります」(コンサート関係者)

 ここ数年、“演出家マツジュン”では昨年8月にアメリカのロサンゼルスで開催された「二世週祭」にジャニーズJr.の美少年がゲスト出演した際に同行。現地で演技指導をするなど精力的に活動している。King & Princeのコンサートの演出アドバイスもしており、昨年は松本が考案したムービングステージ(観客の頭上を巨大ステージが通過)を起用。Hey!Say!JUMPのライブ後、紙にビッシリアドバイスを書いたこともあったという。

 今回のアラフェスは嵐の集大成であるとともに、松本のステージクリエイターとして集大成でもあるのだ。