アニメ『ひぐらしのなく頃に』放送延期 新型コロナで「制作スケジュールに大きな影響」

2020年5月22日

オリコン

 7月より放送予定だったテレビアニメ『ひぐらしのなく頃に』が、新型コロナウイルスの影響で制作スケジュールに大きな影響が出たことから、延期することが公式サイトで発表された。

 サイトでは「2020年7月放送を予定していた『ひぐらしのなく頃に』ですが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)により、当初予定しておりました制作スケジュールに大きな影響が出ていることから放送開始を延期させていただくことになりました」と経緯を説明し「新たな放送開始日につきましては、決まり次第、公式HPやTwitterにてお知らせいたします」と伝えている。

 また「応援していただいているファンの皆様には、ご迷惑・ご心配をおかけすることとなり、心よりお詫び申し上げます。何卒ご理解いただきますよう、宜しくお願い申し上げます」と理解を求めた。

 『ひぐらしのなく頃に』は同人サークル『07th Expansion』が2002年から発表したコンピュータゲーム作品が原作。昭和50年代後半の架空の村落「雛見沢村」を舞台に、村の習わしである「綿流し」にまつわる連続怪死や失踪事件の真相に少年少女たちが迫るミステリー。

 2006年にはTVアニメ第1期、07年には第2期にあたる『ひぐらしのなく頃に解』が放送され、大きな話題に。そのほかOVAやコミック、小説、実写映画(08年)、ドラマ(16年)、舞台(15年)などあらゆるメディアで展開され、長年にわたり愛されてきた。

 今年1月に新プロジェクト始動が発表されており、竜騎士07/07th Expansionが原作を手掛け、キャラクターデザインに「物語シリーズ」などの渡辺明夫氏、プロデュースにインフィニット、アニメ制作にパッショーネらが名を連ねている。

【あらすじ INTRODUCTION】
都心から遠く離れ、色濃く残る自然に囲まれた集落一雛見沢村。
かつて、ダムの底に沈むはずだった村は、
今もなお昔と変わらない姿で、転校生・前願圭一を迎え入れる。
都会で暮らしていた圭一にとって、雛見沢の仲間と過ごす賑やかでのどかな生活は、いつまでも続く幸せな時間のはずだった。
一年に一度行われる村の祭り、綿流し。
その日が来るまでは…。
昭和五十八年、六月。ひぐらしのなく頃に。
日常は突如終わりを告げ、止まらない惨劇の連鎖が始まる―。