2020年5月16日
週刊女性PRIME
今年がいつもの平穏な春であれば、もっと騒がれる船出のはずだったろう─。3月いっぱいでジャニーズ事務所から独立した中居正広のことだ。個人事務所『のんびりなかい』を設立し、4月1日付で、ひっそりと社長兼タレントという“二足のわらじ”をスタートさせた。
「仲のいい番組スタッフやタレントに会うたびに“いろいろやんなきゃいけなくて、すげぇ大変なのよ!”とこぼしているんですが、そのわりに楽しそうですよ。新しい環境で、張り切っているんでしょう」(テレビ局関係者)
ところが、だ。ご存じのとおり、このタイミングで世の中もテレビ業界もコロナ自粛に突入してしまった。完全に出はなをくじかれたハリキリ中居も「仕事がない」とボヤキっぱなし。
ジャニーズJr.へのエール
5月2日にはMCを務める『新・日本男児と中居』(日本テレビ系)で、こう自虐的に語って笑いを誘った。
「この収録がひとりになってから3回目の仕事で。マジでヤベェと思ってる。(ジャニーズ)辞めなきゃよかった」
実際のところ、仕事は「ない」どころか順調そのもの。
「視聴率は落としぎみとはいえ、レギュラー番組4本を抱えて独立ですから、即、“ヤベェ”なんてことはありませんよ」(テレビ誌ライター)
やはりコロナのせいで初回放送こそ延期になってはいるが、新冠番組『中居大輔と夜な夜なラブ子さん』(TBS系)もスタート予定だ。
「メインMCの番組を5本持っていて“仕事がない”なんて、ほかのタレントに怒られます。逆に、ひとりになったことで中居さんのギャラの“実入り”は確実に倍近くに増えたはず。本心は“辞めてよかった”でしょうね(笑)」(同・テレビ誌ライター)
にもかかわらず、中居がこうした弱気発言を声高に繰り返すのは、古巣に残してきた後輩たちへの配慮だという。
「中居さんが目をかけていたKis-My-Ft2をはじめ嵐や関ジャニ∞のツアーや舞台が軒並み延期、中止になりましたから。そんな中で、中居さんが特に心配していたのは、その現場でバックダンサーやサポートを務めるはずだったジャニーズJr.たち。彼らは仕事も稼ぎも、もともと多くはないので……」(前出・テレビ局関係者)
不安に駆られているであろうJr.を励ます意味で、
「“お前らだけじゃないよ”“俺だって同じだよ”“だから一緒に頑張ろうぜ”と。中居さん流のエールですよ」(同・テレビ局関係者)
そういえば、独立の際、ダウンタウン・松本人志に相談していた中居。エールだけじゃなく、松ちゃんを見習って“中居ファイナンス”始めちゃいなよ! YOU!!