2020年5月6日
毎日新聞
迷い猫やさまざまな理由で飼い主が手放した猫の里親支援活動に取り組んでいる福島県郡山市静町のNPO法人「保護猫カフェlove・lab」(渡辺愛子理事長)が新型コロナウイルスの影響で存続の危機にあり、活動資金をクラウドファンディングなどで募っている。
love・labは同市保健所と連携し、2014年から約1000匹の保護猫を里親に譲渡してきた。常時約30匹の保護猫を飼育しており、猫カフェも営業して活動資金の大きな柱になっていた。しかし、新型コロナウイルスの影響で3月下旬から客足が激減。感染拡大防止のために4月8日から無期限で休業している。
活動資金難は深刻になり、以前からホームページ(http://www.love-lab.jp)で募っている振り込みによる寄付に加え、6月12日までクラウドファンディング(https://camp-fire.jp/projects/view/257745)での支援を呼び掛けている。
大型連休明けからは例年、子猫の保護が増えるという。渡辺理事長は「世界中の人が厳しい状況にある中で支援のお願いをするか悩んだが、猫たちの小さな命をあきらめることはしたくない」と話している。【笹子靖】