2020年4月26日
ココカラネクスト
体重は減っているのに、体脂肪が落ちないのはなぜ?確かに不思議ですよね。体脂肪を効率的に燃やすためには食生活ももちろん大切ですが、あわせて運動をすることがポイントです。
体脂肪を減らすには食事だけでなく運動をプラス
食事制限だけのダイエットでは、体重が落ちるのに比べて体脂肪の減少は少なくなりがちです。しかも同時に筋肉も減少してしまいます。これに対して運動を加えたダイエットは、筋肉量を増やすので基礎代謝量もアップし、体脂肪が燃えやすいカラダになります。一般的に、筋肉の増加量1kgあたり、基礎代謝はだいたい13キロカロリー増加すると言われています。
体脂肪が燃焼するときに必要になるのは酸素。余分な体脂肪を燃やすには酸素をたっぷりカラダにとり入れる「有酸素運動」が必要なのです。
有酸素運動は、息が切れるほどキツくなく呼吸を充分しながら長く続けられる運動のことです。
・ウォーキング
・軽いジョギング
・サイクリング
・水泳
スポーツジムで運動するのも良いですが、隣の駅まで歩いたり、エレベーターを使わずに階段を使うようにすることだけでも効果があります。毎日無理なくできる方法から始めてみてください。
体脂肪を減らす効果的な方法
運動は食前に
有酸素運動は、食事の前に行うとよいと言われています。朝は脂肪燃焼に効果的な時間帯なので、もし時間がとれるなら、朝食を食べる前に少しカラダを動かしてみましょう。逆に、食後の運動は、血糖値の急激な上昇を抑える働きがあると言われています。
くれぐれも空腹・満腹時は避け、カラダに負担のないように心がけましょう。
運動は「こまめにする」でOK
最近の研究結果から、1日に1回30分の運動を行っても、1日に3回10分ずつの運動を行っても減量効果に差がないことが認められています。(※)日中に十分な運動の時間がとれなかったときは、寝る前に腹筋したり、ストレッチをするのもおすすめです。まずは、気が付いたときにこまめにカラダを動かすことが、効率よく体脂肪を落とす近道ですね。
長年かけてため込んだ体脂肪を燃焼させるのはそう簡単ではありません。脂肪1kgを燃やすには約7000kcal消費する必要があると言われています。
例えば体重60kgの人が60分間ウォーキング(速歩)をすると消費するエネルギーは約250kcalです。
それを1ヶ月間毎日続けて、やっと7000kcal消費(脂肪1kgを燃やせる)という計算になります。
まさに継続は力なり。短期間で結果を出そうとあせらずにゆっくり結果を出しましょうね。
【参考・参照】
(※)e-ヘルスネット メタボリックシンドローム改善のための運動
「あすけんダイエット – 栄養士が無料であなたのダイエットをサポート(www.asken.jp)」
[監修:あすけん 管理栄養士]
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。