BLファンも期待 新作映画で見せる大倉忠義の新しい魅力

2020年3月10日

NEWSポストセブン

 水城せとなが描くボーイズラブ(以下BL)漫画、『窮鼠はチーズの夢を見る』が実写映画化され、今年6月に公開を控えている。そこで、ゲイの今ヶ瀬渉を演じる成田凌、そして彼が思いを寄せるノンケの大伴恭一を演じるのが関ジャニ∞の大倉忠義だ。

 原作にはすでに多くのファンがついており、かねてよりBL好きの間でも「聖典」的な存在として知られていた。今回、映画公開に先立って公開された予告編も大きな話題を呼んでいる。BL漫画を愛好し、原作も大好きだというという女性Aさん(20代)はこう語る。

「予告編が公開されてすぐ、すさまじい動画再生回数を記録し、若い女子の間ではかなりの話題となりました。BL業界ではノンケとゲイの間の恋愛を描く作品はメジャーで、その人間的葛藤が読者の感情を揺さぶります。昔はBLというと、いわゆる『腐女子』が愛好するジャンルだと思われていましたが、『窮鼠はチーズの夢を見る』は男性の読者や腐女子以外の愛読者も多く、作品としてもクオリティが高い。

 今回の予告編では、成田凌さんはもとより、大倉忠義さんの魅力に惹かれました。これまで関ジャニ∞は詳しく知らなかったんですが、予告編の演技を観て魅了され、そこから大倉さんのことを調べ始めています」(Aさん)

 大倉のジャニーズアイドルらしからぬ体当たり演技には、原作ファンも注目しているようだが、元々の大倉ファンはどう思っているのか。大倉のファン歴10年超という女性Bさん(30代)は興奮気味にこう語る。

「『窮鼠~』の予告動画が公開されてから、LINEで女子の友人3人から連絡が来ました。『大倉くんって色気がヤバいね!』『今まで興味なかったけど、大倉さんに興味を持った。演技もできる人なんだね! 映画絶対に観に行くよ』といった内容です。最近では音楽バラエティ番組『関ジャム』をきっかけに関ジャニ∞に興味を持ってくれる人が増えていましたが、今回は久々の映画主演。

 とくにBL作品という難しいジャンルです。ゲイ男性からの愛情に戸惑いながらも、人間的に成長していくノンケという役を演じる姿に注目してほしい。すでにTwitter上では、映画予告編から大倉くんに興味を持ち始めた人が多いことが伝わってきます。大倉くんの新しい魅力をみんなに触れてほしい」(Bさん)

 現在、「関ジャニ∞ 47都道府県ツアー『Upd8』」公演で全国各地を行脚している関ジャニ∞だが、新型コロナウイルスの影響で公演延期が発表された。そんな最中、6月の映画公開を待ちわびているファンも多いことだろう。