2020年3月6日
ココカラネクスト
牛乳の代替品、第3のミルクとして注目されている「ココナッツミルク」をご存知ですか?
アジア料理やジュースによく活用されていますが、美容やダイエットなどさまざまな効果が期待できます。そんなココナッツミルクの魅力をあすけん栄養士がご紹介します!
ココナッツミルクとは
ココナッツミルクは、完熟したココナッツの果肉の部分から搾りとった、ほのかに甘味のある白色の液体のことをいいます。とても濃厚で、ココナッツの南国風な独特な香りが特徴です。
カロリーは200mlあたり300kcal。牛乳が苦手な方や、うまく消化できない方、アレルギーをお持ちの方などに、牛乳の代替品としておすすめです。
ココナッツミルクに期待できる効果
■アンチエイジング効果
若返りのビタミンと呼ばれ、抗酸化作用を持つビタミンEやビタミンCを多く含んでいます。これらが老化の原因となる活性酸素を抑制し、アンチエイジングをサポートしてくれます。
■美肌・美髪効果
ココナッツミルクに含まれるビタミンCはコラーゲンの生成を助けてくれるので美肌作りに大切。また、ビタミンEは血行を良くし、細胞の新陳代謝を活発化するので、肌荒れを防止し、髪の毛にハリやツヤも出してくれます。抗酸化作用もあるので、美白・シミ対策としても活躍してくれます。
■ダイエット効果
ココナッツミルクは中鎖脂肪酸を多く含みます。中鎖脂肪酸はエネルギー代謝されやすく、カラダの脂肪になりにくいためダイエットの強い味方。さらにうれしい脂肪燃焼効果もあります。(※1)
■貧血防止
貧血予防に必要な鉄と、鉄から赤血球がつくられるのを助ける働きがある銅を含んでいるので、貧血になりやすい女性の強い味方です。
■むくみ予防
カリウムはカラダのナトリウム濃度の調節をし、むくみを解消してくれます。余分なナトリウムを体外に排出してくれるので、高血圧予防にも効果的。
■アルツハイマー予防
ココナッツに含まれる脂肪酸の一種である中鎖脂肪酸が体内でケトン体という脳のエネルギー源に変換され、アルツハイマー病の予防・改善に効果があると期待されています。(※2)
ココナッツミルクには美容効果やダイエット効果などさまざまな効果が期待できます。豆乳やアーモンドミルクなどと比べて非常に濃厚なので、そのまま飲むよりも料理やデザートで使う機会が多いです。
料理に入れてもよし!ドリンクに入れてもよし!普段の食生活にとり入れてみてはいかがでしょうか。
【参考・参照】
(※1)青山 敏明 中鎖脂肪酸の栄養学的研究 オレオサイエンス 3巻 (2003) 8号 p. 403-410,386
(※2)大塚 礼 地域在住高齢者における短鎖および中鎖脂肪酸摂取が8年間の認知機能得点低下に及ぼす影響 日本栄養・食糧学会誌 Vol. 68 (2015) No. 3 p. 101-111
「あすけんダイエット – 栄養士が無料であなたのダイエットをサポート(www.asken.jp)」
[監修:あすけん 管理栄養士]
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。