2020年3月4日
東スポWeb
中居正広に続いて長瀬智也がジャニーズ事務所を退所すると報道され、揺れるTOKIOで、国分太一(45)が“都落ち”?と話題になっている。昨年9月には4年半司会を務めた情報番組「ビビット」(TBS系)が終了。先月から、東海テレビの情報バラエティー番組「タイチサン!」(日曜正午)をスタートさせMCを担当している。全国放送からローカル番組へ。一見、残念に見える動きには、ジャニーズ側のある戦略があった――。
国分にとっては自身の名前が入った冠番組ながら、東海地区限定のローカル番組だ。東海地区のグルメや人、文化などを掘り下げていくという地域密着型の内容で「番組で紹介した店が評判になったりするようで、上々のスタートを切ったのではないか」とはあるテレビ局関係者。
国分は昨年9月までTBS系朝の情報番組「ビビット」で司会を務めていた。キー局の全国ネットの番組から、地方限定番組の司会となるため、一部報道では“都落ち”などともいわれた。だが、実際は今後のジャニーズの名古屋戦略のために先陣を切った側面があるという。
ある芸能プロ関係者は「名古屋をこのまま放っておいてはまずいと本気で考えてきたのではないか」という。
その放っておいてはまずい存在というのが、名古屋を中心に活動するイケメン男性グループ「BOYS AND MEN」。通称「ボイメン」といわれ、以前、本紙でもその人気上昇ぶりから、ジャニーズ事務所が警戒感を示していると報じたこともある。
前出の関係者は「数年前から、ジャニーズもABC―Zのメンバーを名古屋地区のテレビに出演させたりもしましたが、それほど本腰を入れていなかった。そうこうしている間に、名古屋のテレビ局は全体でボイメン推しになっているし、ボイメンの弟分の『祭nine.』というグループまでCDデビューして人気を博していますからね。ジャニーズとしても黙ってはいられない存在になった」とみる。
ジャニーズの影響力強化のために最も大事なことは、タレントを名古屋のテレビに出演させること。そこで白羽の矢が立ったのが、国分というわけだ。
「これまでにも番組司会はもちろん、五輪のキャスターをやったりと、ジャニーズタレントの中でも重要な仕事をしてきました。これは国分が事務所だけに限らず、テレビ局や代理店の上層部の覚えが良いことの表れでもあるんです。気が利くというか、空気が読めるというか、いろんな意味で“ジジイ殺し”。そういうタレントを名古屋に送り込むというのは、ジャニーズとして名古屋を取り込もうという作戦でもあるでしょう」(芸能関係者)
あえてキャリア十分、40半ばの国分を送り込んだのは、それだけジャニーズが本気な証拠だ。
「タイチサン!」には国分以外にNEWSの小山慶一郎も出演している。
「国分も小山も知名度は申し分ない。東海テレビの社長も会見で『国分さんは女性だけでなく、男性にも人気があり、親和性がある。末永く出演していただき、うちの顔になっていただきたい』と大喜びしていたくらいですから、流れも変わっていくかも」(同)
名古屋の男性タレントの勢力図がどう変わっていくか。