大宮駅東口に複合施設「大宮門街」が2022年4月にオープン – ビジュアルイメージも公開!

2021年10月11日

マイナビニュース

「大宮駅東口大門町2丁目中地区市街地再開発組合」は、大宮駅東口エリア初の再開発事業として開発を進めていた複合施設の名称を「大宮門街(オオミヤカドマチ)」に決定し、2022年4月にオープンすることを発表した。当施設はオフィスや商業施設、銀行、公共施設(市民会館)の機能が導入される複合施設となる。

大宮門街という名称には、門前町、大宮、大門、氷川参道という土地の歴史と特徴が凝縮されている。東日本の玄関口となる大宮駅から、緑豊かな氷川神社の参道へ続く「門」の役目をもち、大宮で暮らし、働き、楽しむためのいろいろな施設が集まったひとつの「街」のような存在でありたいという想いを込めた名称だという。

「大宮門街」がオープンする大門町地区は、駅とまちをつなぐ中心に位置する。それに加えて、南北に伸びる氷川神社周辺地区との結節点でもあることから、商都・大宮の中心を担いつつも、文化・歴史が息づく大宮のポテンシャルを象徴する地区だった。

一方で、交通基盤整備の遅れ、建物の老朽化や防災機能に課題を残している面もあり、さいたま市ではまちづくりの将来像「大宮駅周辺地域戦略ビジョン」(2010)を策定し、公共施設再編による「連鎖型まちづくり」など、多くのまちづくりに取り組んでいる。

再開発組合はこうしたさいたま市のまちづくりの計画に応えるかたちで、都市機能更新と充実、大宮駅周辺地域の対流拠点整備、人と緑のネットワーク創出および新しい都市環境を創造するため、施設建築物および道路等の一体的な整備を進めてきたという。

この度の再開発では、このエリアの特徴である路地道を取り込んだ建築デザインを採用。門街広場を介して商業的にぎわい、市民ホールを軸とした文化的機能、ビジネスが立体的に交差し相互交流を促す。大宮駅東口エリア初の再開発事業として大宮駅周辺地域のさらなる発展をけん引し、ひいては東日本の対流拠点の礎となる施設の創造を目指すそうだ。