2021年5月18日
テレ朝news
WHO(世界保健機関)などは週に55時間以上働く人は週40時間ほど働く人に比べ、脳卒中のリスクが1.35倍に高まると発表しました。
WHOとILO(国際労働機関)は17日、長時間労働の健康リスクについて世界的な調査結果を発表しました。
2016年には週に55時間以上働いた結果、75万人ほどが脳卒中や心筋梗塞(こうそく)などの心疾患で死亡したとみられるということです。
週に40時間ほど働く人に比べ、脳卒中のリスクは1.35倍になると推定しています。
死者の7割は男性で、地域的には西太平洋地域や東南アジアに住む人が多かったということです。
コロナ禍でテレワークが広がるなか、仕事と家庭の境界があいまいになり、労働時間が増える恐れがあるとして、過労を防ぐための法整備などを求めています。